冬キャンプ、家族が寝静まり焚き火で暖まりながら、お酒を片手に夜空を見上げる・・・
寒い時期の空気はキーンと澄んで、いつもは見ることができない星空を眺めているようです。
肌寒さを感じながら眺める星空には懐かしいBGMが流れてくるような雰囲気が漂います。
先輩キャンパーのあっちゃんは、冬キャンプをイメージするBGMには『THE BLUE HEARTS 夜の盗賊暖』!!
40代過ぎの僕等の青春時代を彩る名曲『THE BLUE HEARTS 夜の盗賊暖』を聞くと予備校時代の切ない初恋の思い出が思い出される気分です。
僕が、冬キャンプでイメージするのが、安全地帯Vに収録されている『声にならない』です!!
玉置浩二率いる安全地帯の楽曲は今聞いてもかっこよく!!CCガールズの青田典子と結婚してからも歌声は衰えず、凄くカッコイイ!!
僕とあっちゃんの冬キャンのイメージは別にして、冬キャンは虫が少なく、キャンプをするには最高の季節!!
冬空を見上げれば、澄んだ空気に満天の星空が輝いています。
そんな冬キャンを思いっきり楽しむためには、万全の準備が必要なんです!
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目次
冬キャンは防寒と暖房が重要!!
冬キャンプの重要なのが、防寒・暖房をしっかりとすることです。
キャンプをするシチュエーションにより、寒さの厳しさにはレベルの違いはありますが、防寒対策と暖房方法をしっかりと考えれば、素敵な冬キャンプを楽しめると思います!
■寒い時期には防寒することが重要!!
冬キャンプで一番重要なことは、防寒すること!!
防寒とは、『寒さを防ぐこと』・・・
『わかっとるわぁい!!』
という声が聞こえてきそうですが、『寒さを防ぐこと』!!ってのが重要なんです!!
防寒の基本は外気に体温を奪われないようにすることです。
防寒するために気をつけたいのが、
- 防風(風を防ぐ)
- 防水(雨などの水を防ぐ)
- 保温(温度が奪われることを防ぐ)
冬キャンの防寒対策には防風、防水、保温が重要!!
防寒で重要になるのは、防風、防水すること!!
■テント内では地面からの冷気に注意!!底冷えを防ぐ工夫が大事!!
当たり前のことですが、キャンプで使うテントは風を防ぎ、雨に濡れることを避ける為に設営するもの。
テント内で過ごす場合には雨風による体温の低下を防ぐことが出来ます。
冬キャンプではテント下の冷たい地面から冷気が上がってきます。
テント内にはコットやインフレーターマットを設置することで冷気から身体を守ることが出来ます。
■寒い冬でもアウトドアを楽しむためには防風、防水の他にも保温が大事!!
冬キャンプに行ったらテントの中だけでなく、寒空の下でも自然の中で過ごしたい!!
テントの外でも防風、防水に優れた服装で、快適に過ごせます。
防風、防水以外にも重要なのが、保温すること!
冬キャンの服装は、インナーレイヤー、ミドルレイヤー、アウトレイヤーの3層のレイヤーを意識した服装で、防風、防水と体温を外に逃がさないように保温性能を高めるのが重要!!
- インナー:保温と速乾性能に優れるシャツや、タイツ・レギンス
- ミドルレイヤー:保温性能の優れたフリースジャケットや、インナーダウンなど、
- アウトレイヤー:防風、防水性の優れたダウンジャケットや、ウインドブレイカーなど
レイヤー(多層)で洋服を着込むことで着脱で温度調整も簡単にできます。
■冬キャンは『暖房』で快適に過ごす!!
防寒が完璧であれば、ある程度の寒さでも過ごすことは出来ますが、『快適さ』を求めるならば『暖房』が重要!!
冬キャンプの暖房器具について思い浮かべるのが、
- 薪ストーブ、石油ストーブ、カセットガスヒーターなど燃焼式の暖房器具
- 電気ストーブ、電気カーペット、湯たんぽなど、非燃焼式の暖房器具
など・・・暖房器具といっても、それぞれ特徴と注意点があります。
1.燃焼式の暖房器具
燃焼式のストーブは、燃料に薪や石油、燃焼性ガスなどを燃やすことにより熱量をえる暖房器具。
冬キャン上級者の証!!ワイルドでナチュラル志向な薪ストーブ!!
キャンパー憧れの暖房器具といえば薪ストーブ!!
実際は暖房器具として導入するのはそれほど難しいことではありません。
テントの外での使用であれば、焚き火をするよりも、火の粉が飛び散ることも少なく、ストーブ上で調理をしたりお湯を沸かしたり!
燃料は薪だけでなく、キャンプ場に落ちている枝木を使うことが出来て、化石燃料を使うことなく、ECOでナチュラル志向な人にも人気です。
しかし、テント内での使用をするのはかなり上級者向け!
テント内で使用する際は、煙突部分をテントの外に配置する必要があり、煙突の取り回しを考える必要あり!
また『燃焼』することで熱量をえるため、一酸化炭素中毒に注意しなければいけません!!
後述しますが、一酸化炭素中毒は死にいたる怖い中毒症状!!なんとなく薪ストーブを使用するのは大変危険なんです!!
上級者~初心者まで!!石油ストーブは冬キャンプの定番!!
石油ストーブは気軽に使えて、点火するのも難しくなく、大きな熱量を得ることができる冬キャンプの定番アイテムといえるアイテム!!
電源を必要としない石油ストーブであれば、家庭用のストーブでも使いまわすこともできます。(車載が大丈夫なら!!)
冬キャンプは何かと荷物が多くなりがち!車載スペースに限りがあるばコンパクトな石油ストーブがおすすめ!!
熱量も大きく、気軽に使える石油ストーブは使い方を間違わなければ、冬キャンプで大活躍のアイテムで間違いナシ!!
しかし、石油ストーブも『燃焼』することで熱量を得る暖房器具であるので、一酸化炭素中毒には注意が必要になります。
カセットガスヒーターは手軽に使える!!熱量は小さめ、個人用?
カセットガスヒーターは気軽さNo1とも言える暖房器具!!
コンパクトでガス缶さえ準備すれば気軽につかうことが出来ます。
しかし、熱量自体が小さく狭い範囲でしか暖かくないので、冬キャンのメインの暖房器具としては力不足。
不完全燃焼防止装置などが設置されたカセットガスヒーターもありますが、燃焼式の暖房器具なので、一酸化炭素中毒の心配もあります。
薪ストーブ、石油ストーブは要注意!!一酸化炭素中毒は死に至る怖い中毒症状!!
薪ストーブ、石油ストーブに共通する一酸化炭素中毒は、薪、石油、燃焼性ガスなどを燃焼する場合には注意しなければいけない中毒症状!!
一酸化炭素中毒とは、閉塞した狭い空間などで、燃焼時に酸素が十分に供給されず、『一酸化炭素(CO)』が発生し、体内のヘモグロビンと『一酸化炭素(CO)』が強く結合することで、全身に酸素が供給されなくなる状態のこと
一酸化炭素中毒の症状としては、軽度では頭痛・耳鳴・めまい・嘔気など、重度になると昏睡状態に陥ります。
一酸化炭素は無味、無臭のため、認識することが難しく、自覚症状を感じる時には身体の自由が利かなくなっていることも!!
燃焼式の暖房器具を使う場合には、必ず伴う危険として一酸化炭素中毒を認識しなければいけません!!(暖房だけでなく燃焼式ランタンを密閉されたテント内で使う場合も!!)
テント内など限られた空間での燃焼式暖房器具を使う場合には、必ず『一酸化炭素チェッカー』の設置をしなければいけません。
また、テント内の空間が狭く密閉度が高い場合には燃焼式暖房器具はあまり使うべきではありません。
軽度の一酸化炭素中毒であれば、新鮮な空気を吸う(テント内の空気を入れ替える)ことや、高濃度の酸素を吸入することで症状が改善します。
重度の一酸化炭素中毒は、そのまま死にいたる場合や、生還しても脳障害などの後遺症が残るなど重篤化することが多い恐ろしい中毒症状!!
毎年、わかさぎ釣りのテント内での死亡事故も起こっている一酸化炭素中毒は絶対注意!!
燃焼系暖房器具を使う場合には必ず一酸化炭素チェッカーを携行するようにしましょう。
1.非燃焼式の暖房器具(電気ストーブ、電気カーペットなど)
非燃焼式の暖房器具は一酸化炭素を生じることがありません。
コンパクトなテント内でも安心して使える安心感があるので、ファミキャンユーザーにおすすめの暖房器具!!
電源サイトでは最強の暖房!!『電気ストーブ』と『電気カーペット』の組み合わせ!
『電気ストーブ』と『電気カーペット』の組み合わせは冬キャンプの最強の組み合わせ!!
転倒off機能がある『電気ストーブ』であれば、火災の心配もなく、テント内でも安心して使えます。
『電気カーペット』はテント内で快適に過ごすにはベストなアイテム!!
『電気カーペット』の代わりにテント内に『コタツ』を持ち込むなどの上級者もいますが、車載スペースを考えると『電気カーペット』がマスト!
寒い冬キャンプでも、『電気ストーブ』と『電気カーペット』があれば、テント内はぬくぬくで快適!!
一酸化炭素中毒の心配もなく、冬キャンプ最強の暖房器具ともいえる『電気ストーブ』と『電気カーペット』の最大で、根本的な弱点が!・・・
『電源が取れないと使えない!!』
ということです。
今は多くのキャンプ場で電源サイトがあるため、電源サイトにテントを張るのであれば問題ありません。
しかし、ワイルドな野営スタイルのキャンプをする場合には、『電気ストーブ』と『電気カーペット』があっても、『宝の持ち腐れ』です!
また電源サイトで『電気ストーブ』と『電気カーペット』を使う場合にも、
- 『電気ストーブ』に布団、寝袋などが直接接触するようなことに注意!!
- 『電気カーペット』に直接身体が長時間触れていると低温やけどの可能性!!
などの注意点もあります。
『湯たんぽ』はお母さんのような優しい優しさ!!
『湯たんぽ』の暖かさを例えるのならば・・・・『お母さんの優しさ』と例えるべきでしょうか?
その他にも、夜中に潜りこんでくる『飼い猫の暖かさ』と表現すべき暖かさかもしれません。
『湯たんぽ』は、暖かなお湯を準備しなければいけないので、ひと手間かかるとはいえ、安全性も高く、テント内での就寝時には絶対的人気のアイテム!!
上級者になれば、焚き火や薪ストーブに『抱き心地のよい石』を投入して暖めたものを湯たんぽのように抱きかかえて寝るなどもありますが、僕自身は経験がないのでおすすめはしません。
『湯たんぽ』はじんわりと暖かく、電気を使うこともないので、様々なシチュエーションで便利なので、冬キャンプに限らずインドアでも活躍してくれます。
まとめ ~冬キャン初心者の暖房器具は『電気ストーブ』と『電気カーペット』がおすすめ!!~
冬キャンプ初心者におすすめの暖房器具は『電気ストーブ』と『電気カーペット』のコンビ使い!!
今は多くのキャンプ場が電源サイトを設置しているので、『電気ストーブ』と『電気カーペット』は冬キャン最強の暖房器具と言えると思います。
『薪ストーブ』、『石油ストーブ』は熱量も大きく冬キャンプでも活躍してくれますが、一酸化炭素中毒に要注意!!
テント内で使用する場合は必ず、『一酸化炭素チェッカー』を設置し、狭い密閉性の高い空間では使用しないことを心がけなければいけません!
冬キャンプは、暖かい時期のキャンプと違い虫も少なく、空気も澄んで夜空も美しく、自然を楽しむのには最高の季節!!
寒い時期のキャンプを楽しむためにも、防寒対策と安全な暖房をしっかり考えて冬キャンプに行きましょうね!