我が家には、『庭には2羽ニワトリが・・・』状態でニワトリがいます。
この写真自体がかなり前の写真で、雄のニワトリ『はっちゃん(蜂蜜はっちゃん?)』はかなりの凶暴で
ポスティングで我が家のポストに広告を投函していた女性が襲われ、約50m離れた畑の奥まで追いかけられるという事件や、
新聞の集金のお兄さんが襲われ、泥まみれになるという事件などが乱発!!
我が家の人間でも、ママ以外の人間が全て、雄ニワトリ『はっちゃん』から襲撃を受ける状態で戦々恐々とした状態!!
サバイバルな状況になれば凶暴な『はっちゃん』はサバイバル食として、美味しく食される?・・・
出来ません・・・卵から転卵して育った『はっちゃん』を食べるなんて・・・
サバイバルな状況になったら、身近にある食材で食料を確保しなくてはいけません!!
我が家の近くにある、川や山で収穫できる素材で、卵から転卵して育った『はっちゃん』みたいに感情移入しないで食することが出来る食べ物・・・
そうです!!『ザリガニ』です!!
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目次
気軽に簡単!!『ザリガニ食』!!
僕は幼少期に鳥取県の辺境の港町で生まれ育ちました。
町は、漁業関係の従事者が多く、遠洋漁業のマグロ漁船がマグロを上げれば町が沸き、紅ズワイガニが上がれば町が沸き立つようなところ・・・・
家から10分も自転車を漕げば、岸壁に釣りをしに行ける場所。
アジやハゼはもちろん、キスやコチ、ヒラメなども釣り上げて、晩ご飯のおかずに・・・
食材を捕って食べる!!というのは、僕の中にしっかりとインプットされ、その記憶は喜びとワンセットにされているんです!!
小川や、田んぼの水路、公園の池など、身近な場所に生息する『ザリガニ』
子供でも簡単に捕まえられて、近場で調達できる食材として今『ザリガニ』が我が家では熱い!!
北欧では常食?!欧米では高級食材?!
北欧の国スウェーデンでは、夏の風物詩として『ザリガニパーティー』が行われるのは有名なところ
『ザリガニパーティー』とは、ザリガニの覆面を被って近所の家を周ってお菓子を貰う・・・なんてパーティーではありません。
皿に山盛りとなった真っ赤な茹でザリガニをみんなで囲んで食べるというもの!!
北欧のおしゃれ家具で有名なIKEA(イケア)では、母国スウェーデンで8月、9月に行われる『ザリガニパーティー』に合わせ、フードコートでザリガニが食べれたりします。
しかも、美食の国フランスでは、ザリガニは高級食材として重宝されているそうだ。
要注意外来生物『アメリカザリガニ』を食べるべき?!
アメリカザリガニは、食用ウシガエルのエサとして輸入され、養殖池から逃げ出した個体が日本全国で爆発的に増殖したのは前回の『ザリガニ釣り』でも書きました。
人間の都合で、連れて来られて、増えたら『要注意外来生物』なんて名前付けられて・・・
でも在来種の水生生物や環境に大きく影響を与えてしまうのは事実。
積極的に食べて『アメリカザリガニ』の駆除を!!とは思いませんが、美味しいなら捕って食べるのもいいじゃないですか?!
特定外来生物『ウチダザリガニ』は旨いらしい!!
最近よくザリガニ界隈で名前を聞くのが『ウチダザリガニ』!!
北海道の阿寒湖産の『ウチダザリガニ』は阿寒湖の漁協から販売されています。
『ウチダザリガニ』はアメリカ、カナダに生息する大型のザリガニで、北海道の阿寒湖で繁殖しているので分かるとおり、冷水への耐性も高く、日本在来の『ニホンザリガニ』や、『アメリカザリガニ』よりも強いらしい・・・
今では北海道だけでなく、長野や栃木、千葉などでも繁殖が確認されていて、在来種の生物を脅かす存在として
『アメリカザリガニ』の要注意外来生物より上の、特定外来生物(※ペットとして飼うことも、生体の移動などもしてはいけない!!)に指定されています。
しかし、その美味しさは『アメリカザリガニ』以上で、つい先日まで阿寒湖の漁協で販売されていたのに、
今では『※ボイルザリガニのご注文が多いため、しばらくの間販売を休止させて頂きます。』の文字が!!
個体が大きく、水深が深くい場所や、水温が低い流れの強い川でも繁殖できる『ウチダザリガニ』は、可食部も大きく、臭みも少ないらしい・・・
アメリカザリガニ実食!!
『アメリカザリガニ』は身近な場所で、簡単に釣りあげることができる食材!!
ザリガニ釣りはとても簡単なので、ザリガニが生息している場所をWEBでしっかり確認しておけば簡単に釣ることが出来ます。
釣り上げたザリガニはそれ程、数が多くなく、全部で20匹弱!!
ポイントは泥抜き?!
野生の『アメリカザリガニ』を美味しく頂くためには【下準備】が重要!!
まずは何より『泥抜き』をすること!!
ザリガニを釣りあげる場所が重要になってくると思いますが、『アメリカザリガニ』の多くが、水が滞ったような沼、や池のような場所に多く生息しています。
そんな沼や池はお世辞にも綺麗とは言えない場所であることが多い!!
僕が『アメリカザリガニ』を釣り上げた場所も、綺麗な水場とは決して言えないような池!というか沼のような場所!!
そこで生息する生物自体も若干匂いが強め!で、泥臭いというか、ちょっとケミカルな匂いがするような・・・
WEBで検索すると、半日ほどの泥抜きで!!なんて情報もありますが、出来れば3~4日は泥抜きしたい!!っていうか1週間くらい泥抜きしたら安心できそう・・・
アメリカザリガニ調理!!
水を半日に一度ペースで替えながら泥抜きを実行!!
残念ながら、釣った『アメリカザリガニ』達は2日目で半数がお亡くなりになりました。(※ニワトリ達のエサとなりました)
釣ってから3日目には残った猛者達もお亡くなりに・・・、本当は、1週間くらい泥抜きしたかったのに・・・
■原因は分かりませんが、晴天が続き水がお湯になったのか、水の酸素量が不足したのか?
しょうがないので、3日目に残ったザリガニで調理を始めます。
日本酒に浸ける
本当は生きたザリガニに日本酒をかけて20分ほど漬け込むらしいですが、死んだザリガニで何だか怖い・・・
とりあえず1時間くらい日本酒に浸けて冷蔵庫に保管(※臭みよ消えてくれ!!という呪文を唱えながら)
ザリガニを塩茹で
日が暮れて、屋外での調理は出来なそうなので、キッチンで"がさがさ”してると、後ろの方でママの叫び声が!!
『ちょっとぉ~!! ザリガニ調理するのに鍋使わないでよぉ~!!』
ママからザリガニに対する拒絶感がハンパありません。
日常使いしてる鍋などの調理器具は使うことは許されない雰囲気!!
しょうがないので、キャンプ用のプリムスの『イージークック』を使ってザリガニ調理を始めます。
我が家が使ってるのは『イージークック』のソロセットとミニキットです・・・
茹だったところに大量の塩を投入!!
ザリガニが3日目で死んでしまったことに対する恐怖感から、塩でどうにかしたい!!という感情が大量の塩の投入に繋がってしまいました。
では、『ザリガニ』投入!!
ぐつぐつ・・・
あれっ?!なんか旨そうじゃない?!
茹で上がった『アメリカザリガニ』達はなんだか美味しそう!!
茹でると真っ赤な色に変わるのも、エビ、カニのようで食欲そそる感じ!!
茹でる時の匂いは、地元鳥取のズワイガニが茹で上がった匂いに、何だか分からないねっとりとした”重さを感じる匂い”がプラスされた感じ!!
汚い沼みたいな池で釣り上げたザリガニであることに対する自分の中にある防衛本能が、匂いに対して敏感にさせているのでしょうか?!
我が家の三男は、茹で上がったザリガニを嬉々として食べたがります。
僕としては、ザリガニが十分に泥抜きできたかどうか、不十分なところにメンタル的なところで、ちょっと及び腰・・・
腹(シッポ?)部分の身をエビの殻を取る要領ではずし、可食部を取り出します。
腹(シッポ?)部には腸が含まれているので、調理前か、食する祭に腸部分の除去をおすすめします。
十分に泥抜きが出来ていれば除去の必要がない場合もあるかも知れませんが、
腸には食べかけの食材(泥など)が入っているので、匂いの原因になりやすいようです。
ザリガニ実食!!
ザリガニを実食した感想は・・・
可も不可もなく、エビみたいなぁ~・・・カニみたいなぁ~・・・割と普通!!
だって、レッドロブスター(最近は少なくなってるけど、ロブスターが食べれるチェーン店!!)のロブスターを見れば分かるように、ザリガニって、ちっちゃいロブスター!!
マズイわけはない!!ですよ!!
次の日、残ったザリガニを会社に持ち込み、友達に食べさせたところ・・・みんな口々に
『美味しいじゃぁ~ん!!全然たべれるぅ~!!』
と好印象の反応でした!!
ザリガニに対するイメージが払拭できればかなり美味しく食べれる食材だということが確認できました!!
まとめ ~アメリカザリガニは旨い!ザリガニ釣りは楽しい!!外来生物駆除としても食べればイイじゃん?~
冷静に考えれば『アメリカザリガニ』を食べるのってエビや、カニを食べるのと大した変わらない!!
実際食べてみても、可食部が多いわけではないけれど、旨みとしては、エビ、カニなどと変わらないと思います。
ザリガニ釣りをして『ザリガニを食べる』ことは、ザリガニが繁殖するエリアなどでは捕獲して食べることは在来種の生き物や植物を守ることにも繋がるかも・・・
『ザリガニ釣り』は子供でも簡単に出来て、家族で楽しむアクティビティとしてもおすすめ!!
しかも捕った『アメリカザリガニ』は食べれば美味しいんです!!
外来生物の駆除として!!なんて大層な大儀を掲げる必要はないですが、美味しい『アメリカザリガニ』を皆で食べてみませんか?!
【後日談】アレルギーには気をつけて!!
ザリガニを食べた次の日、僕の身体中に水ぶくれのような痕が・・・
どうやら蕁麻疹のようなものが、身体中に浮かび上がっているようです。
原因は分かりません。考えられる原因は『ザリガニ』くらいしか・・・
会社でザリガニを食べた同僚などは、誰もアレルギーが出たりしてないようなので、ザリガニ原因かは分かりません。
また、もっと綺麗な水域でのザリガニ採取および実食をしてみたいと思います!!