鳥取の港町で育ち、夏休みには父方の祖父母が暮らす島根の秘境『隠岐島』で海を楽しんできた僕は魚介類が大好き!!
僕が小学生だった昔には、土曜日は『半ドン(午前授業)』で、学校から帰ると、おばあちゃんが作ってくれた、ガス釜で炊いたホクホクな白米と、塩サバを焼いたが大量に準備されていて、塩サバおかずに白米をあるだけ食べていたのが懐かしい思い出・・・
赤貝の煮付けや、ナマコ酢や、ウミウシ(ベコ)の山椒和えなども日常的に食卓に並んでいた思い出があり、今でも魚介類には懐かしさや、食べたいと思う欲求が沸き起こります。
年末に、会社の同僚と一緒に大量の生食用牡蠣(真牡蠣)を購入しました。
【一斗缶に入った殻付き牡蠣(を4人で分けた21個)】と【むき身の牡蠣(500g)】を家に持ち帰りました。
幼少時代から海の幸を食べてきた僕にとって、牡蠣は最高に美味しい食材!!
今回購入した石川県能登『宮本水産』で購入した生食用牡蠣もプリプリ濃厚でとっても美味しかった!!
焼き牡蠣、牡蠣フライなど、どんな食べ方をしても美味しい。しかも生で牡蠣を食べるなんて最高!!・・・しかし、我が家のママ・子供達は全く食べない・・・
魚介が好きな三男だけは食べてくれると思ったのに、
『生牡蠣は嫌だぁ〜!!』
と全拒否で一つも食べなかった。
殻付きの生牡蠣が21個あったのは、ジジババが4個くらい食べた以外は、僕が一人で完食しましたが、【むき身の牡蠣(500g)】は、ほぼ残っちゃった!!(3個位は生で食べた)
賞味期限も過ぎてしまったので牡蠣を燻製してオイル漬けにしてみることに・・・
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目次
『牡蠣(かき)の燻製オイル漬け』を作ってみた!!
あらかじめ家族は生牡蠣を購入しても食べないことは承知してたので、残った場合には燻製のオイル漬けにしようかとは思っていました。
昨今ではコンビニなどでも購入出来る酒のつまみにぴったりな【牡蠣の燻製オイル漬け】ですが、作り方も簡単で凄く美味しい!!
燻製してオイル漬けにすれば、美味しいのはもちろん、日持ちして保存生がアップ!!
作り方は簡単!!適当でも美味しく出来る!!
牡蠣の燻製はとても簡単!!適当な僕でも凄く美味しく出来るんです。
あなたの周りを見てみても、必ず一人二人はいると思う
『血液型何型?!』
『えっ?!A型だけどなんで?!』
『だってすげぇ〜適当だから・・・O型かと思ったんだけど・・・、でも変な所だけこだわり強いからなぁ〜』
っていうような、へんな所だけこだわりが強いけど、基本適当なA型の僕でも簡単に美味しくなっちゃう!!
『牡蠣燻製オイル漬け』の作り方
『牡蠣燻製オイル漬け』の作り方は、ざっくりというと、牡蠣を燻製してオイルに漬けるだけ・・・
手順としては
- ソミュール液を作る
- 牡蠣を茹でる
- ソミュール液に漬ける
- 風乾
- 燻製
- オイル漬け
の手順で簡単に出来ちゃう!!
①ソミュール液を作る
ソミュール液とは、食材を漬け込む液の事
今回作ったソミュール液の分量は
- 水:300cc位
- 酒:100cc位
- 塩:10g〜15g位
- 砂糖:10g〜15g位(砂糖と同量)
- ブラックペッパー:適量
- チューブにんにく:適量
- ローリエ:2枚
上記を鍋に入れてひと煮立ちさせて冷ませておきます。
分量はかなり適当ですが、塩分濃度が2〜4%位の、ソミュール液を舐めて味見してみて、あまり塩辛くなく美味しく感じる濃度にしました。
保存を考えると塩分濃度は高い方が良いのかもしれませんが、作ってもあっという間に消費してしまうのと、塩辛すぎて失敗することの方が多い気がするので、ソミュール液の段階で美味しいと感じる塩分濃度が良いと思います。
②牡蠣を茹でる(塩もみ後)
You Tubeで動画よく観るようになったのは、去年か一昨年位から。
次男がYou Tubeを観ながら、ベッドに裸で横たわりながら、ゲラゲラと笑い声をあげる姿をみて、You Tubeは人間をダメにするコンテンツだと思っていました。
しかし、You Tubeを見るようになってからは、見方が一変しました。
効率の良い筋トレの仕方を教えてくれる筋肉系You Tuberや、バイクや車をレストアするYou Tuberなど、僕を魅了してくれるYou Tuberが沢山!!
その中でも思わず観続けてしまうYou Tubeチャンネルが『きまぐれクック』です。
・・・という事で、きまぐれクックでやってたみたいに、生牡蠣を塩もみしていきます。
生牡蠣に多めの塩を振りかけて、優しく塩もみすると、茶色く濁ったヌメリが出てきます。
ヌメリを水で流し、3回ほど同じ作業を繰り返すと、水が澄んで汚れが出なくなります。
塩もみして、綺麗に洗い流した牡蠣を沸騰したお湯で6〜7分程度茹でます。
牡蠣の旨味が溶け出すのももったいないので、あまり茹ですぎない方が良いかも!!
茹でる前は、ナヨぉ〜とした軟弱男子みたいだったのに、茹でるとプリプリな筋トレ後の上腕二頭筋みたいにパンプアップしています。
このままポン酢を付けて食べても間違いなく美味しい!!
④ソミュール液に漬ける(冷蔵庫で丸1日)
①で作ったソミュール液(常温に冷ました)をジップロックに注ぎ、茹でて水気を拭き取った牡蠣を投入します。
牡蠣がソミュール液に浸かるようジップロックの空気を抜きながら封をします。
その後は丸一日冷蔵庫に入れて漬け込みました。
ソミュール液の塩分濃度を高くしてないので、長時間放置しても塩辛くはなりません。逆に短い時間で漬け込み時間を設定したい場合には塩分濃度を高めて、漬け込み時間を調整する必要が出てくると思います。
⑤風乾(冷蔵庫で丸2日)
漬け込んだ牡蠣を水で洗い(ソミュール液の不純物を洗い流す)、水気をキッチンペーパーでしっかりと拭き取ってから、大きな皿にキッチンペーパーを敷いて間隔を開けて牡蠣を並べます。
そのままラップなどをしないで冷蔵庫で丸二日風乾させました。
途中でキッチンペーパーを替えて、裏返しして満遍なく乾燥させます。
ここまで、仕込んでおけば、キャンプで美味しい牡蠣の燻製が食べることが出来ると思います。
⑥燻製(熱燻:3時間位)
風乾された表面の水気がしっかりとなくなった牡蠣を燻製していきます。
使ったのは、近くのホームセンターで買ってきた
- バーベキュー網
- スモークウッド(ウィスキーオーク)
- ピートスモークパウダー
と家に転がっていたダンボールです。
最近我が家では出番の多いコンパクトサイズで、ソロキャンにもおすすめなユニフレーム『ファイアグリルsolo』!!
焚き火台でそこら辺の落ち葉や、枯れ木を使って焚火を始めます。
熾の状態になった焚火に【スモークウッド(ウィスキーオーク)】を投げ込み、その上に【ピートスモークパウダー】を適当に振りかけます。
その上に牡蠣を並べたダンボールを被せて燻製していきます。
いつも畑でキャンプしてるのに、今まで一度も顔を出してくれなかった三男が、焼き肉をすることで初めてテントまで来てくれたのが嬉しかった!!
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スモークウッドは3つに切り分けられていますが、今回は、2つ分(2/3)使って、約3時間位スモークしました。
我が家は山の中の辺鄙な立地で、畑にテントを張りながら燻製しましたが、近所に家がある所でスモークすると、ニオイ移りがヤバい!!ご近所トラブルにもなることが考えられるので、キャンプなどで燻製するのがおすすめです。
牡蠣を燻製した時点でもつまみ食いしてみますが、しっかりと燻香が付いて美味しい!!
キャンプ場で燻製するなら、この状態で食べても問題ないですが、オイルに漬けることで味わいにまろやかさが増し、食べやすくなります。(カロリーが気になるひとはオイル漬けは恐ろしい!!MCTオイルとかでやったら良いのか?)
⑦オイル漬け(一晩寝かして!!)
スモークし終えた牡蠣は皿に移してラップして冷蔵庫で一日置きました。
燻香が落ち着くのもありますが、燻製が終わったのが暗くなった夕方だった為です。
オイル漬けするのに準備したのが、
- 燻製した牡蠣
- 瓶
- 唐辛子
- にんにく
- ローリエ
そこら辺に転がってた瓶を煮沸消毒して準備!!
唐辛子は家の畑で取れた唐辛子を乾燥したものをジィ様から貰い、にんにくと写真には写ってないローリエを準備し!!
瓶に燻製された牡蠣と唐辛子、ちょっと小さく刻んだにんにくと、ローリエを入れて、オリーブオイルをなみなみと注ぐ。
家にあるオリーブオイルが残りわずかだった為、
『そのオリーブオイル使っちゃったら、私はどうすればいいの?!分かんないの?!』
とママに恫喝にも近い、凄みの効いた声で脅されたので、近くのコンビニへ車を走らせて購入したオリーブをなみなみと注ぎました。
適当レシピでも美味しく出来るので気軽に作れる!!
適当な分量・適当な作り方でもかなり美味しく出来ます。
言ってみれば、オリーブオイル・塩・にんにく・唐辛子が使われたペペロンチーノ的な味わい、もしくはアヒージョ的な味わいになるわけで、不味くなるはずがない!!
ソミュール液で塩辛くならないように(美味しい感じに)することでかなり美味しい!!
今回使ったスモークウッド『ウイスキーオーク』の香りも、かなりしっかりと付いたこともあると思いますが、上品な香りでオイル漬けに凄く合ってたと思います。(ピートスモークパウダーの影響もあるかも・・・)
ソミュール液作りが失敗しなければ、すごく簡単に美味しい『牡蠣燻製オイル漬け』が出来るとおもいます。
まとめ 〜『牡蠣の燻製オイル漬け』は超旨い!!アウトドアの酒のつまみに最高!!〜
今回『牡蠣燻製オイル漬け』を作って、久々に三男が畑キャンプに参加してくれました。
長男・次男は取り付く島もないのはしょうがないですが、唯一残った三男も最近パパに冷たく接して来るんです。
焼き肉を餌にテントに誘い込んで、一緒に燻製をやってはくれましたが、燻製には全く興味がなかったようで、『牡蠣燻製オイル漬け』が出来上がっても一口も食べてはくれませんでしが・・・
それでも、『牡蠣燻製オイル漬け』は凄く美味しい!!
しっかりと燻製されて燻された香りが本当に上品で、生臭さもなくてすごぉ〜く旨い!!!
残ったオイルも凄く美味しくて、パスタを作る際につかっても、ワンランクアップしたパスタに仕上げてくれるオイルになっています。
・・・とは言え、作る期間は約3日、しかもコストはかなり掛かってしまうので美味しい『牡蠣燻製オイル漬け』を食べたいだけなら、近くのセブンイレブンに急いだ方が早いかも知れません。
また、燻製の際には、ベーコンなども同時に燻製してあげればトータルコストも下がるので、キャンプ場で計画的に燻製してみたら良いかも知れません。
酒のつまみにもぴったりな『牡蠣燻製オイル漬け』をぜひ作ってみてはどうでしょう?!