2019年10月5日に相模原市藤野【廃材エコビレッジ】で行われた『ビストロ山』に今年も参加してきました。
我が家は去年(2018年)は、次男と三男を連れて3人で参加!!
今年の『ビストロ山 2019』には三男と2人での参加となりましたが、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
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目次
『ビストロ山』で考える【昆虫食】について
2019年『ビストロ山』は、漫画『僕はきみを太らせたい』の原作者:茸本朗先生が都合により欠席、
サバイバル食を担当している永野太郎先生が台風15号による被災による欠席という状況での開催。
とはいえ、当日は晴天にも恵まれ、『狩猟採取』に興味のある人々が多く集う大盛況のイベントとなりました。
イベントの内容は、みんなで廃材エコビレッジゆるゆるの近辺の野山で、キノコの採取や、バッタや沢ガニを始めとした色んな食材を集め、みんなで調理!!(※調理担当が事前に採取した食材でも別途調理してくれてる)
といった内容。
料理には、鯉と鮎を使った鯉こく(鮎こく)や、
土を掘って原始焼きにしたイノシシ肉や、(※穴に石を埋めて、その上で焚き火し、石に蓄熱、野草に包んだ肉の上に焚き火を戻し蒸し焼きに)
キノコで出汁を取ったスープなど、色んな料理が出てきましたが、
今回は、茸本朗先生&永野太郎先生が欠席したことで、料理の食材には昆虫が多いイメージに!!
そんな2019年『ビストロ山』を体験して、昆虫食に関してかんがえてみました。
食糧危機に於いての昆虫食
会社の同僚達に老若男女に声掛けしましたが、皆が声を揃えて言うのが・・・
『いやぁ〜昆虫だけは無理です!!マジで!!』
僕は去年から参加はしていますが、『正直昆虫を食べるなんて・・・どうかしてる!!』と思う部分も多少なりとも存在してる。
幼少から鳥取県の漁港の街で育った僕にとっては魚介類が凄く身近でした。
海が近い人間にとっては、釣り竿1本あれば、アジやキス、コチやヒラメ、アオリイカなども釣り上げることが出来ます。
岩場をちょっと潜れば、サザエやアワビを始めとした様々な貝を採るのはいとも簡単なこと・・・
そんな僕にとって、わざわざ【昆虫】を食べるなんて、意味の分からないことでした。
しかし、故郷鳥取を離れ、20数年が経ち、東京の外れの山奥に住処を構えるようになると、少し意識の変化が・・・
鳥取県に住んでいた時には、食料は購入する以前に、海からの恵みがもたらされます。
近所の釣り好きのオジさんから毎日のように魚が配給され、夏には海遊びに行ってはニイナ貝(※そこら辺にいる小さな巻き貝)を拾って夕飯のおかずになっていました。
・・・が、海の無い東京郊外の山奥に住むと【海の幸】とは無縁の世界!!
『大豆だってタンパク質豊富だよね?!』
そう思うかも知れませんが、日本の食料自給率はカロリーベースで37%(※平成30年度農林水産省)、大豆の自給率は7%(※平成28年度 農林水産省)しかありません。
先進国の中でも群を抜いて低い食料自給率の日本に於いて、食料が日本に入ってこない状況になったら、あっという間に食べ物がなくなってしまいます。
世界的な人口増加や食糧危機が起きた場合、海に面してる地域はごく一部、それ以外の地域では、野生動物を食すか、畜産で肉を食べるか、もしくは【昆虫】を食べる事でタンパク質を補給する必要が出てくるかも知れません。
栄養価の高い昆虫食
東京郊外、山の中に住んでいる我が家でも、お爺さんの頃には日常的に蜂の子などを食していたそう。
我が家でも蜂の巣の駆除をした時に、蜂の子を食べたりすることも・・・
日本でも、海に面してない地域を始めとして蜂の子や、イナゴなどを食してきました。
世界的には昆虫を食べる文化も多く残っていますし、古くから食材として食べられてきた歴史ある食材です。
昆虫の栄養
昆虫が持つ栄養素は、基本的に半分以上はたんぱく質です。サイズは違えども、昆虫も動物の種類に入るのでたんぱく質を多く含んでいることは当然と言えます。また、必須アミノ酸や鉄分などのミネラル・ビタミンも豊富に含んでいるため、昆虫は一種の完全食品といっても過言では無いでしょう。
タンパク質を多く含み、必須アミノ酸、鉄分、ミネラル、ビタミンを含んでいる完全食品ともいえる昆虫食は、アスリートにもダイエット食にも注目の食材!!
【昆虫食】は素材らしさを大事にしない方が万人受けするかも・・・
『昆虫食』のイベントでは、食材となる昆虫らしさをを生かした調理をする傾向が強い!!
草むらで捕まえたコオロギを鉄板で焼いてそのまま食べたり、素揚げにしたり・・・
感染症や寄生虫などのリスクもあるので、生で食べることはありませんが、昆虫らしさを生かした料理は、【焼く】・【揚げる】といったシンプルなものが多い
昆虫は硬い外骨格を持っていることが多いので、焼いたり、揚げたりしたものをそのまま食べると、大概口の中がボソボソする・・・
セミの天ぷらなどは、衣の味付けと、サクサク食感で美味しかったけど、基本、虫らしさを大事にしすぎると硬い外骨格が喉に残る感じがしちゃう・・・
海外などでは昆虫バーガーなど、昆虫の素材感を打ち消す方向での調理が多いですが、万人受けするのは素材感を消していく方向かもしれません。
甘辛く煮付ける佃煮が最強?!
日本の伝統的な昆虫食といえば【イナゴの佃煮】です。
【イナゴの佃煮】はイナゴを醤油、砂糖、水飴などで甘辛く煮付けた料理で、ビジュアル的にも小エビの佃煮と大差ない!!(主観)
しっかり煮付けた佃煮は虫らしさを大事にしてるとは言えないかも知れないけど、万人が食べやすい王道な食べ方だと思う。
中華料理が正解?!
広東では『広東人は飛ぶものは飛行機以外、泳ぐものは船や潜水艦以外、四つ足は机と椅子以外、二本足は人間以外なんでも食べる』と言われるほど、なんでも食材にしてしまう中国!!
様々な食材と、様々な調味料を使って作られる中華料理は、昆虫食にも向いてる気がする・・・
今年も皆が
『美味しい〜!!』
と声を上げていたセミの燻製だが、僕的にはそれ程美味しくは感じられなかった・・・(※僕は濃い味付けを好むので、味が薄いと感じたのかも・・・)
セミは歩留まりも良くて肉厚で食べごたえがある食材だと思う
シンプルにセミの燻製にするより『エビチリ』みたいに『セミチリ』なんて料理にすればもっと美味しく食べれる気がする・・・(タイ北部で食べる唐揚げにしたのを唐辛子のつけダレで食べるようなのもスパイシーで良い!!)
まとめ 〜身近に存在する食材『昆虫』は食料危機、サバイバルの救世主?!〜
『ビストロ山 2019』は昆虫食以外にも、山菜やキノコを使った料理も振る舞われていました。
全体的に素材の味を生かした薄味の料理になっていた印象!!
僕自体が濃い味付けが好みなので、僕の味覚の問題かもしれませんが、味付けが濃い方が昆虫は美味しく頂ける気がしてしまいました・・・
栄養価も高く、環境負荷も低い食材として、これからの地球の人口増加や、食料危機にも注目を集める『昆虫食』!!
今はまだゲテモノ料理のイメージが強く、食品として扱われている物も値段も高くて高級食材になっています。
しかし、サバイバルな場面などでは、身近に手に入る食材(※都内でも草むらなどでコオロギなどはゲットしやすい!!)として活躍してくれるかも知れません。
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