先日、山梨県の道志の森キャンプ場で行われたイベント『ナチュラルハイ2018』にむけて、NEMO(ニーモ)ヘキサライト6Pの二又ポール化を実施!!
二又ポール化したところに、テンマクデザインのサーカスTCのインナーテントを設置しようと思考錯誤!!
二又ポール化はなかなか上手に行かず、二又化したポールは日本のブレイクダンスの先駆けともいえる風見しんごの『涙のtake a chance(テイク・ア・チャンス)』を思わせる激しいダンスを踊ってしまいました・・・
そんな二又ポールは補強パーツを取付けながら完成しましたが、会社で『風見しんご』が日本でのブレイクダンスの先駆けだ!!という僕の熱弁に対し、若者達の誰一人として共感してくれませんでした・・・
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目次
NEMO(ニーモ) ヘキサライト6Pの二又ポール化!!メリット、デメリット!!
NEMO(ニーモ)の人気のツーポールシェルター『ヘキサライト6P』!!
去年から引き続き発売されている『グレー』と今年NEWカラーで『キャニオングレー』が登場!
我が家はNEWカラーの『キャニオングレー』を購入!!そのヘキサライト6Pのポールを二又ポールにしました。
NEMO(ニーモ)ヘキサライト6Pを二又ポール化することにはメリット、デメリットがたくさん存在します。
また我が家の二又ポール化は片側のみの二又化になりますのでご了承願います!!
メリット
二又化することのメリットはシェルター内が広々と使えること!!
ツーポールシェルターはシェルター内に2本のポールが立ち上がるので、シェルター内を移動するときや物を配置する際に結構邪魔なんです。
二又ポールを使うことでテント内での導線を遮られることもなく快適に過ごすことが出来ます。
我が家は片側のみの二又化ですが、両側二又すれば、開放感はバツグンです!
デメリット
ツーポールシェルターは設営簡単でシェルターの端をペグダウンし、2つのポールを立てるだけ!!構造も単純でサイズの割りに軽量であることが魅力!!
しかしポールを二又化することで、重量が重くなります。設営自体も若干時間がかかるようになるのもデメリット。
そして二又ポールを自作、購入するのに出費がかさむのもデメリットになります。
我が家は片側のみですが、両側だとかなり出費もかかり、重量も大きくなっていきます。
また、ポールにかかる耐荷重などが計算されているわけではないので、あくまで自己責任の範囲での使用になります。
NEMO(ニーモ) ヘキサライト6Pの二又ポール自作!!サーカスTCインナー設置!!
シェルター内を広々と使える二又ポール!!自作に関してはWEBで『二又ポール 自作』などで検索すればたくさんと情報がヒットします。
NEMO(ニーモ)ヘキサライト6Pの二又ポールも自作している方や、販売?してる方もたくさん!!
二又ポール自作の動機とは?
我が家の『二又ポール自作』をしようと思った動機は・・・コットを人数分買うと高いからインナーテントを取り付けたい!!ということ。
コットを人数分揃えると我が家は5人分!!『1福沢さん』だとすると×5で、『5福沢さん』が必要をなります。
我が家の家計に『ジャストミィ~ト!!』が5連発では、瀕死の重傷です・・・という事で無理やりインナーテントを取付けることに!!(最終的には失敗なので人にはオススメできません。)
ワンポールテントのインナーとして僕がチョイスしたのが、テンマクデザイン人気のT/C素材のテント『サーカスTC』のインナー!!
5角錐の形状で、壁面は全てメッショで出来ています。僕が選んだのはフルサイズのインナーセット。ハーフサイズのインナーもありますが、大きい方が使い勝手がいいだろうとフルサイズを選びました。
しかし、最終的には『ハーフサイズのインナーの方が良かったかも・・・』というのが正直な感想。
始めはなんでそう考えたかは分かりませんが、『サーカスTCのインナーって、そのままNEMO(ニーモ)ヘキサライト6Pのインナーテントとして使えるんじゃない?』くらい軽い感じで購入。
設置してみると・・・↑こんな感じで、シェルターからインナーがはみ出てくる感じ・・・
NEMO(ニーモ)ヘキサライト6Pのサイズはこんな感じ!!
サーカスTCのサイズがこんな感じなので、・・・なんだかよく分からなくなってきましたが、インナーが収まらないのは分かりました。
んでもって、二又ポールを作るにあたってサイズ的にはこんな感じ・・・凄くテキトーですが・・・
二又ポール材料
多くの二又ポール自作で使われるのが矢崎化工のイレクターパイプ!!
イレクターパイプとはパイプ材とジョイントパーツを組み合わせることで、棚や小屋などいろんなものを作る事ができるアイテム!!
今回、NEMO(ニーモ)ヘキサライト6Pの二又ポールを作る為に使ったアイテムは
先端二又部分
写真に写るのが『Φ28イレクターメタルジョイント HJ-12』で、左右と中央を突き抜ける形にΦ28のイレクターを固定することが出来るパーツ!!
左右のパーツが稼動するので、ポールを逆V字の形にすることが出来、多くの二又ポール自作の方がつかっているパーツです。
二又部分補助部分
二又部分の角度を固定させるための補助部分に使う『Φ28イレクターメタルジョイント HJ-7』は片方をΦ28のイレクターパイプが突き抜ける形で、もう片方はパイプの端を咥える形で固定するパーツ!!このパーツも稼動することで角度を調整できます。
補助パーツで逆V字部分の角度を固定することができるので、逆V字部分が"カクカク"と風見しんごのブレイクダンスを踊りだすのを防いでくれます。
二又ポール足部分
- DOD(ディーオーディー) ビッグタープポール 250cm
- Φ28イレクターパイプつなぎ金具 EF-1006 S
- 空き缶、薄い金属板(スペーサーとして使用)
二又ポール自作の方の多くがイレクターパイプをポールのメインの材料に使っていますが、DOD(ディーオーディー)のビッグタープポールを使用しました。
その他工具
加工に使う工具は家にあるものを使いましたが、ハンドリベッターは家の何処かにあるはずですが、見つからない為、ホームセンターで一番安いものを購入!!
NEMO(ニーモ)ヘキサライト6P二又ポール自作手順
ポールを二又にする先端部分は『Φ28イレクターメタルジョイント HJ-12』の左右に60cm(600mm)のイレクターパイプ、真ん中に45cm(450mm)のパイプを挿入し、六角レンチ(※JIS規格六角棒スパナ5)で締め付けることで固定
こんな感じ↑
先端には始め『ゴムアウターBセット』をセットしていましたが、シェルター内に設置する際、ゴムがずれて使いづらいので『ゴムキャップインナー』に変更しています。
また中央の45cmパイプの下側には『ジョイントブラック J-110A』でパイプに蓋をしています。
中央ポール横に伸びる30cmのパイプは後述しますが、インナーテント吊り下げ用に設置したパイプです。
なぜこんなに『ジョイントブラック J-110A』を買ってしまったのか・・・最終的にかなり余ることに・・・
DOD(ディーオーディー)の『ビッグタープポール』は大型のタープを設営するのに大活躍のポール!!
ビッグタープポールを選んだ理由は、
- 二又化することで重くなるのをアルミ製のタープポールを使うことで、少しでも軽量化したい
- Φ28の『ビッグタープポール』は矢崎化工『Φ28イレクターパイプ』の径と同じである
- 250cmのロングポールなので、60cmのイレクターとあわせると310cm(正確にはちょっと短い)の長さになる
ということ
『ビッグタープポール』には大型タープをしっかり固定できるように滑り止めと曲げ加工がされた先端パーツが取付けてあります。
今回はこの部分を切断して『イレクターパイプ』とジョイントできるように加工します。
ポールの黒い部分から約3cmのところにガムテープでマーキングして、『金切のこぎり』で切断しました。矢崎化工の『ハンドカッター』などを使えばもっと綺麗に加工できるかも知れません。
切り落とした先端部分はこんな感じ、しっかりと樹脂系のボンドで固定されていました。
切断面は金やすりで綺麗に整えます。
この部分に『Φ28イレクターパイプつなぎ金具 EF-1006 S』を固定することでイレクターパイプとジョイントできるようにします。
『ビッグタープポール』も『イレクターパイプ』も外系は同じΦ28ですが、『イレクターパイプ』は2.0mm厚に対し『ビッグタープポール』は厚さ1.4mm。
そのままでは『つなぎ金具』は『ビッグタープポール』にはガバガバで固定することが出来ません。なのでスペーサーを作ることに・・・
始め目視でサイズ感を確認し、ホームセンターでアルミ板を購入し(1mm厚)スペーサーを作りますが、まったくサイズが合いません!!
上の写真にうつるカレーミックスのスチール缶を無理やりばらしてスペーサーにして固定することにしました。
本当はビールなどのアルミ缶でも良かったのですが、家にある飲み終わった缶は全て潰して廃棄されていたため、スチール缶で作ることに・・・
なんとか”いい塩梅”のスペーサーを自作し、つなぎ金具を挿入、電動ドリルで穴を空けてリベットで固定します。
リベッターはホームセンターで一番安価な物を購入。
リベットのサイズに合わせた穴を空けリベッターでリベットをカシメます。
ポール先端部分に『つなぎ金具』が固定された『ビッグタープポール』がこんな感じ!!
イレクターパイプとジョイントした部分がこんな感じ!!加工時にポールにかなり傷がついてしまって汚くなってしまいましたが、しっかりと固定できてます。
二又部分とポールをジョイントするとかなり大きな二又ポールになっています。
ヘキサライト6Pに二又ポールを仮設置してみると・・・
ポール先端部分はシェルターの重みに耐えられず、風見しんごの『涙のtake a chance(テイク・ア・チャンス)』を思わせる"カクカク”とした動きをして、中心のポールが横にずれ、三角の形状を保つことが出来ません。
そんな二又部分を固定するために補助パーツとして『Φ28イレクターメタルジョイント HJ-7』を左右の60cmのパイプに設置し、それをつなぐ形で60cmパイプを設置します。
ヘキサライト6P内で高さを調整しながら左右のパーツを固定して補助部分の完成です。
中央のパイプの長さを上下させることで、シェルターの高さや張りを調整できます。
NEMO(ニーモ)ヘキサライト6PにサーカスTCインナー設置!
NEMO(ニーモ)ヘキサライト6Pの二又ポール化はかなり実用的ですが、ヘキサライト6PへのテンマクデザインのサーカスTCインナー設置は強度・安全性も保証できるものではありませんのでおすすめしません。
とはいえ、我が家では人数分のコット購入資金問題と一番下の息子がまだ小さい(小学校に入ったばかり)なので、地べたに広々と寝転がれるインナーがやっぱり設置したかったのでインナー設置の為の加工をすることに!!
上記しましたが、ヘキサライト6PにサーカスTCインナーを1本のポールに設置すると、インナーがはみ出てしまいます。そのためポールの頂点部分から若干内側にインナーテントを吊るす為の加工をしました。
サーカスTCインナー設置部分の材料
- Φ28イレクターメタルジョイント HJ-1
- Φ28イレクターパイプ 300mm
- 吊り下げ用の金具(ホームセンターで適当に購入)
二又ポールからインナーテントを吊り下げるために、ポール中心部分より内側に吊り下げ部分を設定する必要がありました。
またインナーテントを吊り下げることで重さが内側にかかりすぎないようにパイプ長は30cm(300mm)に設定。吊り下げ用の金具は品番などは不明です・・・
NEMO(ニーモ)ヘキサライト6PにサーカスTCインナー設置パーツ自作手順
『Φ28イレクターメタルジョイント HJ-1』を二又部分の中心のポールに設置、上記のように30cm(300mm)パイプをジョイントしていきます。
Dカンが付いた金具をパイプ形状に合わせて金槌をつかって成形
パイプ形状にぴったりあうように成形していきます。
リベッターでパイプと吊り下げ金具を固定していきます。
リベット径に合わせて電動ドリルで穴あけ
リベッターで吊り下げ金具を固定!!
こんな感じに・・・
ヘキサライト6P内に設置したところ
かなり上部に取り付けているのがこんな感じ、先日行われた道志の森のフェス『ナチュラルハイ』では中央ポールの『Φ28イレクターメタルジョイント HJ-12』より下部側に設置して使用したので、シェルターの設置状況によってかなり上下しちゃう感じ!!
インナーテントを吊り下げたところ
裏側からがこんな感じ・・・インナーがシェルターからはみ出すことはなく収まっています。
オールメッシュのインナーは開放感バツグン!!
虫などからはしっかりと守ってくれそうです。
しかしデッドスペースが多い!!五角形のインナーの周りにはシェルターとの間に微妙な空間が作り出されます。
しかもインナーテントが大きく前室として使えるスペースが思った以上に狭い・・・
インナーを設置するならばサーカスTCのフルインナーではなく、ハーフインナーにすれば良かったというのが正直な印象!!
二又ポールにインナー設置してるので、ポールに邪魔されることもなくフルインナーなら5人家族でも寝るのには十分の広さ!ハーフインナーでも十分だと思います。
まとめ~NEMO(ニーモ)ヘキサライト6P二又ポール化は広々!!サーカスTCインナー設置は微妙・・・~
NEMO(ニーモ)ヘキサライト6Pのポール二又化はかなりシェルター内を広々使えます。
我が家は片方だけの二又化でしたが、両方二又化すれば、シェルター内はかなり使い勝手は良くなると思います。
しかし、せっかく軽量で設営のしやすいツーポールシェルターを重くなり、設営も若干めんどくさくする二又化は良いのか?悪いのか?のか微妙なところ・・・
我が家は先日行われた道志の森キャンプ場での『ナチュラルハイ』にむけてNEMO(ニーモ)ヘキサライト6Pのポール二又化とテンマクデザイン サーカスTCインナー設置をしましたが、一般的におすすめ出来るかは微妙なところです。
『ナチュラルハイ』での使用感としては、狭いながらも前室を適度に確保できて案外使い勝手は良かったかな?という印象。上記写真には写っていませんが、シェルター内前室に2人用ベンチを設置して夜は過ごしましたが、狭さは感じましたが快適に過ごせました。
NEMO(ニーモ)ヘキサライト6Pは軽量でお洒落なツーポールシェルターです!!より快適に過ごすのに二又ポールを自作したい人にお役に立てればいいな?なんて思います。
インナーテントも子供が小さいと設置したいと思う人もいるかも知れません?強度も安全面も保証は出来ませんが、自作の参考になればいいかなぁ~?!
DODから二又ポールが登場!!自作より圧倒的に楽ちん!!ツーポールシェルターの二又化や、ワンポールシェルターの二又化に大活躍!!