冬キャンに薪ストーブってビジュアル的にもインスタ映えして、おしゃれだし、なんと言っても楽しそう!!
でも小さな子どもがいるファミキャンには、一酸化炭素中毒や、やけどの心配など、危険が伴う薪ストーブは、危険いっぱい!!
近年、どこのキャンプ場でも、電源サイトが充実して来てるので、薪ストーブや、石油ストーブよりは、電気カーペット・電気毛布などの方が安全性が高くおすすめ(ポータブル電源も充実してきてるし)ですが・・・
ワイルド感溢れて、薪を燃やして暖がとれる薪ストーブは、やっぱり自然を楽しむキャンプには、ぴったりのアイテム!!
友人は薪ストーブをキャンプに購入して使ってたけど・・・、大きくて、邪魔だったらしく、すぐ売っちゃったみたい・・・、余り大きくて嵩張ると、車への車載の際にも邪魔になるし、寒い時期の暖房器具として考えるなら、テントインして使いたい!!
今回、軽量・コンパクトで持ち運びにも便利!!チタン製の薪ストーブがSNSなどでも話題の『POMOLY(ポモリー)』の薪ストーブを使ってみたのでレビューしていきたいと思います。
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目次
【レビュー!!】POMOLY(ポモリー)チタン製薪ストーブ『T1 Mini』を使ってみた!!
冬キャンプに大活躍な薪ストーブ!!
そんな薪ストーブの中でも、軽量さ・コンパクトな収納性で、最近SNSで良く見かける薪ストーブが『POMOLY(ポモリー)』の薪ストーブです。
チタン製のPOMOLY薪ストーブにも、チタン厚の違いや、サイズの違いで、いろんな薪ストーブが有りますが、今回僕が購入したのは、オプションパーツなども豊富な『T1』と同じチタン厚:1mmでサイズがよりコンパクトになった『T1 Mini』!!
よりコンパクトで、持ち運び、収納に邪魔にならない薪ストーブを求めてた僕にとっては、『かなり満足!!な薪ストーブ』でした!!
開封〜火入れまで!!
届いたダンボールの箱には『POMOLY』のロゴが大きくプリントされていて、思ってたより大きい印象!!
ダンボールの側面には大きく凹んだ、【愚地独歩にドテを削ぎ落とされたビール瓶】みたいな大きな穴が空いていて不安がよぎります・・・
開封
しかし、内容物は衝撃吸収してくれるウレタン?でしっかり保護されていて、全く傷ついていません。
ダンボールは穴が空いていましたが、綺麗に部屋分けされたクッション材に収められた部品は丁寧に扱われてる印象!!
内容物
内容物としては
- 本体
- ダンパー
- 煙突
- スパークアレスター
- 収納袋
- 手袋
が入っっています。
本体&ダンパー・収納袋は、デフォルトですが、購入の有無を選べる【スパークアレスター(煙突上部で、火の粉が飛び散るのを防ぐ部品)】や、2mまたは、3mの長さが選べる煙突部は購入者の注文見合いで入ってくると思います。
天板の前の方に【POMOLY】のロゴが刻印されていて、かなり可愛い!!
本体部分は、折りたたみ式になっていて、脚部と底部、前後と側面の壁がヒンジで繋がっていて、凄く簡単に組み立てられる構造!!
天板板の裏には、2本の補強が入り焼きが入ったときの変形を抑えてくれる作りになっています。
本体と煙突を繋ぎ、ドラフトを調整してくれるダンパー部分は、3つのネジで固定出来る構造になっています。
動きもスムーズで、ネジ穴の精度も高い印象でしっかりした作り!!
巻煙突は、収納サイズは驚く程にコンパクトで、9個のリングで固定して長く伸ばす構造。
購入時に、2mと3mの長さを選べましたが、僕の選んだのは3mの長さの物。(テントインすることを考えると、2mはちょっと短そう・・・)
薄いチタンの板を、横巻きになってるのを、縦巻きに巻き直すのですが、一番最初は手間取ります。
写真の3男は全く手伝ってくれなかったけど、次男に反対側を手で持って固定しながら、巻いていったら、15分くらいで巻けました。
始めは縦方向に型が付いてないので、かなり巻きづらいと思う・・・、いきなり本番のキャンプで使うとなると確実に手間取ると思う・・・、事前に一度煙突だけでも組み立てておけば、型が付いてかなり簡単に組み立てられるようになります。(火入れをするとバッチリ型が付く!!)
煙突上部に取り付けて、火の粉が飛び散ることを防いでくれる【スパークアレスター】!!
フック(カラビナ)などを引っ掛ける金具も3方向に付いていて、煙突を固定するのにも役にたつ部品です。
オプション部品なので、購入時に買わないという選択も出来ますが、あった方が便利だと思います。
収納袋は若干安っぽい紙袋みたいな素材で・・・カッコよくはありません。
サイズ感もジャストだったし、内側の生地はしっかりしてるし、作りが雑ってわけじゃないけど、安っぽい!!
収納袋がメインではないけど、収納袋がしっかりしてたら、もっとテンション上がると思うので残念。
あと、手袋が入ってた!!
薄い金属を扱うので、手の保護の為にも手袋して組立を行うのが良いと思いますが、僕は素手で組み立てちゃった。(面倒くさいから)
本体も煙突部分も金属の切断部分にバリがあるわけでもなく、かなり精度の高い作りになってるので、手を怪我することもなく組み立てられました。
内容物を確認する中で、全体的に精度が高く、丁寧に作られてるのが印象的!!
構造は、『笑's コンパクト焚き火グリル B-6君』を思わせる作りで、組立は凄く簡単!!(煙突は若干手間取ったが)、あっという間に組み立てられる。
しかし、若干気になった点がひとつ・・・
チタン素材なので、しょうがないとは思いますが、薪ストーブ本体に、どこかの誰かの指紋が無数に付いているところ
アルコールなどで脱脂してあげれば、指紋自体は消えるそうですが、どこの誰かも分からない指紋は余り気分の良いものではなく、また火入れをした後に、指紋に沿って焼色が入ってしまうので、美しくない!!
・・・と、ちょっと思ったりしたけど、僕は脱脂したりすることなく、ガンガンに薪で火入れをしていきます。
焼き芋作って食べてみる!
秋の寒くなり始めた時期には、焼き芋が似合う!!
畑で取れたサツマイモの『紅あずま』を薪ストーブを使って焼いてみることに・・・
芋にッチンペーパーを巻き、水で濡らしてからアルミホイルで巻いていきます。
写真のは、ユニフレームの『ダッチオーブン6インチスーパーディープ』で、かなりコンパクトなので、芋は2分割して入れて有ります。
もう一本は火床部分に直接打ち込んでみました!!・・・が後で取り出して天板部で焼き直した。
何だかんだで、1時間以上の焼き時間をかけて焼き上がりました。
じっくり焼き上げた『紅あずま』を、我が家に残った可愛らしさが唯一残る三男が食べていきます。
『うぉ〜!!超美味しいヨォ〜!!』
と大喜びで食べていました。
僕も少しだけ食べてみましたが・・・普通・・・しかも、ちょっと食べただけでお腹いっぱい・・・
薪ストーブで作ったという体験が、焼き芋を数倍に美味しく感じさせてくれるのかも知れません。
POMOLY(ポモリー)『T1 Mini』のおすすめポイント!!注意ポイント!!
POMOLY(ポモリー)のチタン製薪ストーブ『T1 Mini』を使ってみて感じた、おすすめポイントと注意すべきポイントを紹介します。
【おすすめポイント】軽量チタン製!!かなり軽量!!
『T1 Mini』のおすすめポイントの筆頭は、やっぱり軽量であること!!
軽量な素材チタンを使ってることはもちろんですが、『T1』をさらにコンパクトなミニサイズの『T1 Mini』
T1 | T1 Mini | TIMBER | |
組立サイズ | 38 x 22 x 29.5 cm | 30.5 x 19.5 x 24.5 cm | 38 x 20 x 30 cm |
重量 | 3.9 kg 単一ガラス版:3.6 kg |
2.1 kg | 2.3 kg |
チタン厚 | 1.0mm | 0.6mm |
公式スペック比較でもT1より1kgほど軽量になっています。
【おすすめポイント】コンパクト収納!!
収納袋はちょい安っぽいのは否めませんが、煙突からスパークアレスターまで、全ての部品が収まる収納袋は、小学3年生でも小柄な三男が肩がけしてもかなりコンパクトなのがわかります。
重量2.0kgちょいしかないので、バックパックのキャンプや、ツーリングキャンプにも良さそうです。
【おすすめポイント】耐熱ガラス窓で炎の揺らめきに癒やされる・・・
POMOLY『T1 Mini』に惹かれた所のひとつが、耐熱窓付きのコンパクトストーブだったから!!
テンマクデザインの『チタンストーブ』も似たようなストーブですが、耐熱窓が付いてないのが、ちょっと寂しい(※炎の揺らめきをみたい)!!
暖をとるだけでなく、炎が揺らめくのを眺められるのは、キャンプで荒んだアラフォーおじさんの心を癒やしてくれます・・・
【注意ポイント!!】『T1 Mini』は市販の薪は短くしないと使えない?!
今回、薪ストーブ使うに辺り、山から切り出した家にストックしてある薪を使いました。
長さはいつも30cmくらいに切っています。(※爺さまが)
『T1 Mini』は、市販の薪はそのままでは使えない場合が多いと思います。
長さを短くするために、ノコギリで切断するのは、地味にしんどい・・・
特に火持ちさせようと、太めの薪を切断する場合には、ある程度の時間と体力が必要に!!
そういう作業が好きな人には苦にならないけど、手軽さを求めるひとは、そのまま薪が使える大きなストーブの方がオススメだと思います。
【注意ポイント!!】ロストル・結束バンド・煙突固定は必須?!
使ってみて感じた所で、薪ストーブ内部にはロストル(火床)がないので、火を付けたばかりの時に、上手く空気が回らないと感じました。
ストーブ内、煙突内が高温になりだすと、上昇気流で勢いよく空気を吸い込んで、一気に火の勢いが出てきますが、ロストルが無いため、最初の火付け時にちょっと手間取りました。(※手作りでステンレス板とかでロストル作ってもいいかも)
火の勢いが出てくると、問題なく薪は燃え続けます。
今回、我が家が選んだ3m長の煙突からは煙が(高温燃焼部は熱気が)立ち上がります・・・
強い風が吹くと煙突が揺れているんです・・・怖い!!
煙突のスパークアレスターには3箇所のフックなどを掛けられる突起があるので、煙突をしっかり固定するのは必須だと思います。(本体も軽量だし、ひっくり返りそう)
また、本体部分にネジ止めするダンパー部分と、巻煙突部分の結合部は、差し込むだけの簡単構造!!
なんだか外れてしまいそうで、怖いです。金属製の結束バンドも買っとこうと思います。
- ロストル
- カラビナ&ガイロープ(煙突固定用)
- 金属製結束バンド
などはあった方が安全・便利だと思います。
【注意ポイント!!】薪ストーブはかなりの高温!!小さい子供は要注意!!
これは、どんな薪ストーブでも同じですが、本体・煙突はとっても高温になります!!
チタン性の薪ストーブは、火入れをしてすぐに虹色に焼けていきます。
子供がいるキャンプなどでは特に注意が必要ですし、上記の煙突を固定するなど工夫をして、火傷などの事故が起こらないように注意しないといけません。
蓋の開け閉めにも耐熱手袋は必須ですので、くれぐれも火傷に気をつけないといけません。
まとめ 〜薪ストーブは暖かいし、凄く楽しい!!『T1 Mini』は軽量・コンパクトでキャンプに大活躍!!〜
POMOLY『T1 Mini』を使ってみて正直な感想は・・・
『薪ストーブって超楽しい!!』
です。僕的には焚き火台で焚き火をするより楽しい!!
焚き火の煙で燻されて洋服が臭くなることもなく、耐熱窓から炎の揺らめきを眺めるのも心癒される・・・
今回は焼き芋焼いて遊んでみましたが、煮込み料理などの色んな調理も楽しめそう!!
POMOLYの薪ストーブでも、『T1 Mini』が一番オススメか?!と言われれば、30cm薪もそのまま使える『T1』の方が、使い勝手は良いかも知れません。またオプションのサイドシェラフなどもアクセサリーも充実してて、汎用性は高そうです。
でも『T1 Mini』はかなり軽量・コンパクトなので、持ち運びにはとっても便利!!
僕的には、薪を短く切断する作業も嫌いではないので、『T1 Mini』はかなり大満足!!
まだ2回ほどしか火入れしていませんが、本体の歪みもそれほど酷くなく、収納出来ないなどもありません。
キャンプに大活躍してくれるPOMOLYのチタン製薪ストーブ『T1 Mini』はかなり楽しくて、オススメですよ!!