作者:林スターダスト
- 小学生と保育園の女子2人の父親
- 元料理人で、『スターダスト』を名前に付けたけど、デビッド・ボーイはあんま好きじゃない(※イギリスの詩人ディラン・トマスから名前を取ったアメリカを代表するシンガーソングライター『ボブ・ディラン』の名前の一部を拝領したイギリスのグロムロックバンド『T・REX』のフロントマン、『マーク・ボラン』が好き!!)
- 好きな芸能人が『深田恭子』と『綾瀬はるか』、なぜか『剛力彩芽』の話になると好戦的になる
【寒くなってくるとラーメンが食べたくなる!!!】
という訳で今回は【ラーメンに載せて食べる肉の塊】を作りたいと思う。
こんな風に言うと
『それはチャーシューじゃないのかね? 君の【ラーメンに載せて食べる肉の塊】というのは随分と気取った言い方だね』
と突っ込まれそうなのだけれど、理由があっての事なので説明させてほしい、オールドスポート。
じつは僕らが普段『チャーシュー』と呼んでいるものは、正確にいうと「煮豚」なのだそうだ。
今回、料理するにあたって
「チャーシューは煮て作るのになぜ叉焼と書くのだろう?」
と疑問に思い、調べたところ、この事実が判明したのである。
チャーシュー(叉焼)は串焼きという意味で、ざっくりいうと豚肉を良い感じに焼いて作る料理だ。
対して、僕が作ろうと思っているのは、豚肉を良い感じに煮た料理なので名前は煮豚になる。
因みに日本で一般的にチャーシューと呼ばれるものは、大抵こちらなのだそうだ。
ひとつの事実としてそれはそれでいいのだけれど、個人的には『なんだか【煮豚】よりも【チャーシュー】の方が字面的に旨そうじゃね?』という思いがあり、正確性を重視して【煮豚】とするか、字面を重視して【チャーシュー】とするか、迷った末に『ラーメンに載せて食べる肉の塊』となったのである。
それでも、日本における大方の認識は『チャーシュー=煮豚』であることを考えると、僕、個人の気にしすぎである感も否めない。
『おいしく食べられればなんでもいいじゃん』とも思うので、結論としては、これからも堂々と『肉を良い感じに煮たもの』を『チャーシュー』と呼んでいこうと思う。
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キャンプにもぴったり?!豚バラチャーシュー(ラーメンに載せて食べる肉の塊)
材料
豚バラチャーシューの材料
- 豚バラ肉 500g
- サラダ油 大さじ2
- 水 1L
- 長ネギの青い部分 1本分
- にんにく 2片
- しょうがスライス 2枚
- 醤油 大さじ3
- 砂糖 大さじ3
- 酒 大さじ3
作り方
作る前に『豚バラチャーシューを作る時のポイント』を2つ!!
- 火加減はこまめにチェックしてとろ火をキープ
- 煮込み中に浮いてくる灰汁と油は丁寧に引いていく
それでは、さっそく作っていきたい。
①フライパンを熱し油をひく
フライパンを強火で熱してサラダ油(大さじ2)を入れる
②豚バラ肉の表面をキツネ色に焼く
こうして
こうして
こうして
こう・・・一面ずつ焼いていく
おしゃれなGIF動画にしてみたらこんな・・・感じ
③鍋に水煮の材料を入れ火にかける
豚バラ肉が鍋に入らなかったので半分にカット(もちろん断面も焼いた)
少なからず肉汁が出てしまうので本当は良くない
切ってから焼くのが正解
具材の下ごしらえ。
長ネギ(1本分)は青い部分だけ使う
しょうがはスライスして2枚、にんにく(2片)は皮を剥いて包丁の腹などで軽くつぶす
鍋に
- 豚バラ肉
- 水1L
- 長ネギの青い部分
- しょうがスライス
- にんにく
を入れて火にかける
沸いてきたら火を弱め、ふつふつとしたとろ火にする
④鍋の様子を見ながら60分煮る
とろ火で60分煮る。火加減は様子を見ながら随時、調整する
灰汁(アク)と油が浮いて来たら丁寧にすくいとっていく。
今回は10分毎に取り除いていった
お湯が減って豚バラ肉の表面が出るようならお湯を足す
60分煮たら一旦終了
⑤調味料を加えたゆで汁を作る
別の鍋に
- ④のゆで汁(1カップ)
- 醤油(大さじ3)
- 砂糖(大さじ3)
- 酒(大さじ3)
を入れて沸騰させる
沸騰したら一旦火を止める
⑥再度煮る
⑤の鍋に豚バラ肉、長ネギの青い部分、しょうが、にんにくを移す
更に豚バラ肉が浸かるまで④のゆで汁を加える(※1残りのゆで汁は用途多数)
アルミホイルなどで落し蓋をして15分間煮る
15分経ったら肉を裏返してさらに15分間煮る
煮終わったら、お好みでゆで卵を入れてひと煮立ちさせる※2
⑦粗熱をとり冷蔵庫に入れる
粗熱が取れたら長ネギの青い部分は取り除く
蓋をして冷蔵庫に入れたら今日のところは終わり
続きはまた明日(24時間後)
⑧油を取り除きひと煮立ちさせる
24時間ほど経ったら冷蔵庫から取り出し、浮いている油を取り除く
取り除いた油はいわゆるラードとして炒飯などに使える
最後にもうひと煮立ち
この時点でも食べられるけれど、もう一晩寝かせた方がずっとおいしい
粗熱が取れたらしょうが、にんにくを取り除き冷蔵庫に入れる
⑨タレを作って、お好みのサイズに切る
煮汁でタレを作る。
タレとして必要な量の4倍ほどの汁を、フライパンで熱して煮詰める。
とろみがついてきたらOK!!
肉を取り出して、お好みのサイズに切る
⑩盛り付ける
器に盛りつけ、タレをかけたら完成!!
おまけ〜残り煮汁の使い方&煮玉子の作り方
豚の煮汁
※1残ったゆで汁はインスタントラーメンに使ったり、スープにするのがおすすめ
今回は中華風たまごスープに!!
味付けは塩、コショウ、とき卵のみ
塩加減はスープ200mlに対して塩小さじ1ほど
煮玉子のゆで卵
※2のゆで卵の作り方
鍋に、卵(冷蔵庫から取り出したばかり)とそれが浸かる位の水、、塩(小さじ1)を入れて強火にかける
沸騰したら中火にして10分煮る
10分経ったらざるにあげ流水で冷ます
粗熱が取れたら流水にかけながら剥く
その後に⑥の煮汁に浸けて煮ることで完成!!
まとめ 〜豚バラチャーシュー(ラーメンに載せて食べる肉の塊)は旨い!!〜
完成までに時間はかかるけれど手間をかけた分とても美味しい。
つまみとしてはもちろん、やはりラーメンに載せるのがいい(完成写真は丼だけれども)
事前に仕込んだ一本を担いで、キャンプに行くのも一興かもしれない。
煮込み時間はプロなど人によっては8時間~半日かける場合もあるのだそうだ。
僕は諸事情により健康で文化的な最低限度の時間しか煮込めなかったけれど、時間と光熱費が許される方は、長時間の煮込みにチャレンジしてみてはいかがだろうか。(光熱費を巡り、ママからの執拗な攻撃及びATフィールドの発動が行われても一切責任は取れない)