休みのたびに三男と庭で焚火をするのが日課。
家で卵から孵した2羽のヒヨコちゃんを庭に放し、裏山から集めた薪に火をつけてます。
焚火を見ていると心が癒されるんです。
キャンパー達が休みの度に自然の中に行って、わざわざ焚火をするのには理由があるんです。
焚火とは『世界の成り立ち』、『世界の理』が集約された一つの現象なのです!!
という感じで焚火をしながらヒヨコちゃん達と戯れていました。
焚火の向こう側に見えるピザ窯のしたいに入って戯れだすヒヨコちゃん!!
何気なく後を追ってピザ窯の屋根の下に入った僕・・・
「うぅぁ~!! ひぃ~!! 熱いぃ~!! ひぃ~!!」
逃げ惑う僕の耳元で『ブゥ~ン』という不気味な羽音が鳴り響きます。
ピザ窯の屋根に足長バチに巣をつくられちゃた!
知らずに近づいて、足とケツ刺された! pic.twitter.com/udln6JQbj2— 豚ゴリラ (@tentimousouezu) June 28, 2017
掛けてるメガネすら放り投げ逃げ惑います。
僕の左足首と、臀部(ケツ)に『熱い』という感覚が!!
恐怖のあまり遠くからしか写真に収められませんでしたが、どうやらピザ窯の屋根の部分に巣を作っている足長バチに襲われたようです。
逃げ惑う時にはハチが身体にくっついているんじゃないかという恐怖に身体中をはたきまわしました。
ちょうど三男は家に入っていたので難なきをえましたが、スズメバチでなくてほっとよかった・・・
我が家は山の中にある一軒家、ハチに刺されるのも初めてではありません。
僕は自然を愛するナチュラリスト!!
『ほら、怖くない、怖くない・・・ほらね?怖くない』
風の谷のナウシカのように、ハチの毒ですら僕の中で受け入れてみせる!!という心意気でしたが、
左足首と臀部(ケツ)はみるみるうちに硬く腫れあがります。
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目次
蜂の巣の駆除!!蜂の子を食す!!
『そろそろ庭でピザパーティーでもしようか?』などと思っていたので庭に設置しているピザ窯の屋根に蜂の巣があるのはどうも具合がよくありません。
ナウシカばりの心をもった僕ですが、蜂の巣を撤去することに!!
実際には会社から帰るとかってに撤去されて蜂の巣だけが置いてありました。
『蜂の巣を撤去するのならば食べてあげるのがせめてもの供養だよ・・・』
などと家族にのたまっていた為、わざわざ捨てずに取ってあったのです。
正直、蜂の巣を目の前にすると気持ちがすこし揺らぎます。
『集合体恐怖症』のひとには耐えられないかもしれません・・・
山間部では伝統食!!
僕の実家は鳥取県の海のそば、海の幸が豊富なので虫を食べるという文化を経験したことがありません。
しかし、長野や山梨を始めおおくの山間部では昔から『蜂の子』を食す文化があるようです。
今僕が住む東京の山奥でも昔はよく『蜂の子』を食べていたそう!
『おじいちゃんが、いつも蜂の巣から爪楊枝で蜂の子摘み出して、美味しそうにたべてたよぉ~!』
ママのおじいちゃんは食べていたようですが、ママは食べたことはないようです。
蜂の子は栄養満点!!滋養強壮!!
蜂の子はビン詰めや缶詰めなどでも販売されていて珍味として世間一般的な支持をある程度確保された食材のようです。
その他にもサプリメントとして『蜂の子サプリ』などが発売されています。
めまいや耳鳴りなどに効果があるのかどうかは分かりませんが、アミノ酸・必須アミノ酸、ミネラル、ビタミンなどが含まれていて栄養満点のようです。
蜂の子!実食!!
蜂の子が山間部では昔から良く食べられてきた食材で、栄養満点であることは分かりました・・・
しかし虫を食べるという文化の中で生きてこなかった僕にとっては人生で初の体験です。
ママのおじいちゃんは蜂の巣から取り出した鉢の子をそのまま生で食していたようですが、僕にそんな勇気はありません!!
蜂の子をバター醤油味に調理する
チキンな僕は蜂の子を炒めて食べることにしました。
味付けは『バター醤油味』!! もっとシンプルに油で炒めて塩などの選択肢もありましたが、昆虫を食べることに対する恐怖感からバター醤油ならスナック感覚が増すのでは?と期待したのです。
調理の仕方はいたってシンプル!!
- 蜂の子を巣から取り出す
- フライパンでバターを温め、蜂の子を投入
- 最後に醤油をさっとかける
この3段階であっという間に出来上がりです!!
1、蜂の子を巣から取り出す
蜂の巣の区切られた八角形の巣穴から一匹ずつ蜂の子を取り出していきます。
ピンセットなどがあればもっと簡単かもしれませんが、今回は箸を使って取り出しました。
『集合体恐怖症』のひとなら身もだえしてしまいそうな作業を延々と繰り返します。
うごめく蜂の子を見ると心が折れそうになります・・・
2、フライパンでバターを温め、蜂の子を投入
フライパンにバターを投入して火をいれていきます。
バターが溶けて美味しそうな匂いが漂います。
そこに蜂の子を投入!!
初めての料理なので、どれ程炒めればいいのか分かりませんが、『ぷちっ、ジュワァ~』というイメージだけは耐えられないのでなるべくカリッとなるのを目指し炒めます。
炒めている最中にアクシデントが!!
炒めた蜂の子が破裂し、中から黒い物体が飛び出てきます。
幼虫は消化したものを排泄せず身体の中に溜めているそうで、そのウンチともいえる物質が飛び出てきたよう・・・
とりあえず黒い物質を全て取り除き食べることに・・・
3、最後に醤油をさっとかける
ある程度焼き色がついて『カリッ』としてそうになったら醤油をかけて完成!!
思わず『美味しそう!!』と声を上げてしまいそうなルックスに仕上がります。
ごめんなさい!!前言をはやくも撤回します。
バター醤油の香ばしい匂いにはそそられますが、ビジュアル的には全くもって美味しそうではありません・・・
子供達(三男だけ)と実食!!
皿に盛ってみたところで美味しそうではありません。
蜂の子のバター醤油炒めを目の前に全力疾走で逃げ出したい気持ちでいっぱい・・・
他の家族達も
ママ:『私は絶対!!いらない!!絶対食べないよ!!』
次男:『やっぱ・・・俺も無理だわ・・・』
長男:『なんだよぉ~!! テーブルの上に乗せないでよ!!』
ことごとく蜂の子に対する拒否反応を示す家族達・・・
そんな中、三男だけが好反応!
三男:『美味しそう!!食べていい? ねぇ!!食べていい?!』
及び腰のパパにたいして前のめりで蜂の子を食べたがります。
家族の中でパパと三男のみが蜂の子を食すことに。
食べた感想は・・・
”わざわざ蜂の子を食べたいとは思わないけど、食べるものが何もなければ食べれなくはない”味でした・・・
まず失敗だったのが、バターで炒めたこと!! バターの風味が強すぎて食材がなんでもあんまり関係ない感じになっちゃった。
食感は『ぷちっ、ジュワァ~』ではなくてドライフルーツ?干しぶどう?的な歯ざわりな感じ
でもバター醤油の風味が鼻の奥と喉の奥辺りにまとわり付いて気持ちがわるい後味が残ります・・・
味付けはもしかするともっとシンプルな方がおいしかったのかもしれません。
まとめ ~生きることは食べること~
『食べることは生きること!!』いつもそんな偽善者的精神で生きていますが、やっぱ昆虫はビジュアル的に気持ちがなえる・・・
伝統的に昆虫食をしているひとにとっては、海で取れるカニだってビジュアル的にどうなの?って思うかもしれません。
でもどうせ生き物を殺すのであれば、せめて食べてあげることが供養になるのかな?なんて思っています。
そんなことを考えていると漫画の『風の谷のナウシカ』を納戸から引っ張り出してきて全巻読み直したい気持ちになってきました。
皆さんも機会があれば毛嫌いしないで『Let's 昆虫食!!』してみませんか?