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塩炊きキャンプって何?
塩炊きキャンプなんて言われても、なんで塩なんて炊くの?
そんな疑問を持つ方もいますよね!!
スーパーでも買えるし、コンビニでも買える・・・なんでわざわざキャンプで塩炊き?
塩炊きキャンプがなんなのか?という疑問については
生きる力を再確認するキャンプ
そうです!! 生きる力を再確認するキャンプなのです!!
どこにでも売ってる塩をわざわざ作るのに意味あるの?と思う方も沢山いると思いますが、塩を海水から煮詰めて作るという体験をしたことがある人ってなかなかいないと思うんです。
塩は人間が生きていく為にはどうしても必要なものですよね!!
といっても生活の中に溶け込みすぎていて、意識にもない!!というのが正直な所だと思います。
日本に住んでる人には身近な、醤油や味噌の原材料にも塩が使われていますよね?その他にも漬物や、おにぎりにだって塩を使います。
そんな人間が生きる為に最低限必要な物質のひとつである塩を
自分で取りだす事が出来る
という事を実感する為のキャンプでした。
島根県隠岐の島って知ってる?因みに知夫里島!!
去年の8月、島根県の隠岐の島の知夫村にて塩炊きキャンプをしました。
隠岐の島の知夫村には祖母の実家があるのですが、なかなか行くことが出来ず、やっと去年の夏に訪れる事が出来ました。
華の都大東京からは遥か遠く、島根県の日本海沖にある島です。
日本全国、東京以外は過疎化と高齢化が急激に進んでいますが、まさにその日本の現状を体現するかのような地域です。
そんな島根県隠岐郡知夫村は海がキレイで、魚も美味しい素敵な場所です。
塩炊きキャンプの道具は?
塩炊きキャンプに必要なものはキャンプに必要な道具の他に塩を炊く為の道具が必要になります。
通常のキャンプに必要な道具
- テント
- テーブル
- 椅子(人数分)
- 寝袋
- BBQグリル
- 食料
夏場で、一泊での塩炊きだったので着替えなどは持っていかなかったけど、かなりの量になっっちゃいます。
塩炊きに必要な道具
- 羽釜
- ざる
- さらし
- すくい網
- 薪(ずっと炊き続けるので大量に必要!!ほとんどはそこら辺に落ちている木を拾って使用)
羽釜をもってキャンプをする時点でかなり荷物としてはかさばる事になります。
塩炊きキャンプの手順
荷物を運ぶ
塩炊きをする為に荷物を運び入れます。車で移動できない場所だったのですべて徒歩で道具を運びましたが、尋常じゃなく大変でした。
子供達はもちろん手伝ってくれませんし、荷物も大型のものが多く基本はパパが運ぶ事になりました。
塩炊き用に窯を簡易で作る
そこら辺にある石を積んで、羽釜が乗るようにかまどを組んでいきます。
簡易なかまどなどがあればそれを使えばいいと思いますが、荷物になるので持参していません。
海水を汲んで火をつける
羽釜をセットしたら、キレイな海水を汲んで羽釜にいっぱいになるまで入れます。
新聞紙に火とつけ、松ぼっくりや松の葉を利用して火を付けます。小枝などで火力が出てきたら大き目の薪をくべていきます。
火を絶やさず延々と海水を煮詰める
ただひたすら火を絶やさず海水を炊き続けます。
海水が少なくなったら、海から汲んできて足します。
子供等3人は近くの砂浜で泳いだり、砂遊びしたり、その間も火を絶やさないように何度もチェック。
夜中も2時間置きに火と海水をチェック
夏のキャンプは日が長い。夜の7時を過ぎだすと段々暗くなってきます。
暗くなってからも火を絶やさず、海水が少なくなれば海から汲んで、足していきます。
2時間置きにアラームをかけ、テントから起き出して火と海水のチェック!!
煮詰まった鍋の底には塩が溜まります。
出来上がった塩を回収
鍋の底を網ですくうと、思った以上の塩が出来ています。
「ざる」に「さらし」を被せそこにすくった塩を取り出していきます。
まとめ
塩炊きキャンプの感想
塩炊きキャンプをやる前は【塩】はスーパーやコンビニで買うもので、「海水から塩を炊き出す」という事に対してすごくハードルが高かったような気がします。
でも実際に塩を炊き出して思ったことは、
- 思った以上に量が取れる
- 思った以上に簡単にできる
という事でした。やる前は色々考えて難しく考えてしまうけど、やってみたら意外と簡単!!
もし、海の近くでキャンプをする機会がある方は塩炊きキャンプをしてみてはどうでしょうか!!
塩炊きキャンプの副産物
夏休みの自由研究
ひとつめは、子供達が夏休みの自由研究の題材としてこの塩炊きキャンプについて書いたこと。(ほとんど、パパしかやってないけど・・・)
写真と実際に作った塩を袋に入れて、模造紙に貼り付けて提出していました。
豆腐作り
塩炊きで煮詰めて残った海水をペットボトルに入れて持ち帰りました。
後日、この海水を「にがり」として使い、豆乳で豆腐をつくって食べてみましたが、
市販の豆腐のようにはいかないけれど、島豆腐みたいな豆腐ができました。
味はそれなりだったけど、自分でいろいろ作ってみる!!というのは楽しいですよね!!