日本のキャンプ場では、TC(ポリコットン)素材のワンポールテントが今年も人気の予感!!
TC素材のテントは火の粉にも強く、キャンプで焚き火をするのが大好きな日本のキャンパーには嬉しい素材。
ワンポールテントは設営も簡単で、ソロからファミキャンにまで幅広いニーズに人気のテントです。
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TC素材(ポリコットン)のワンポールテント!!
我が家はでは近年、設営簡単で、より軽量なテントにシフトして行こうと思っていました。
キャンプ場に着いて設営に時間が掛かると疲れるし、ゆっくり出来ない・・・
2泊や3泊のキャンプが出来るのであれば、『よりキャンプでの快適性を求めて!!』と、テント選びをすると思いますが、
実際、子供達の行事などで、1泊2日のキャンプしか出来ないのが現状!!
我が家では、軽量で設営も簡単なツーポールシェルター『NEMO ヘキサライト6P』を二股化し、サーカスTCのインナーテントを無理やり吊り下げてファミキャンしていました。
より軽量化された『ヘキサライト SE 6P マルチカムアリッド』を購入したりも・・・
・・・が、今年発売されたTC素材のワンポールテント、テンマクデザイン『サーカスTC』にサイドフラップが設置され、SOLUM(ソルム)とコラボして登場した『サーカスTC DX ソルムバージョン』を勢いに任せて購入することに・・・
『数量限定のアイテム!!』&『サーカスTC用のフルインナーを持っている』というのが購入の動機!!
・・・でしたが、キャンプ場で使ってみると設営も簡単で、結露も少なくかなり快適!!
『TC素材』とは? 『ポリコットン』とは?!
近年、日本のキャンパーにお馴染みとなった人気のTC素材!!タープやテントに使われる素材としてお馴染み!
記載には【TC】とか【T/C】などを見ることがありますが、じつはTC、T/Cなどの略語表記は、テトロン/コットンを表す表記になるのだとか
ポリエステルの略字について
TはテトロンのTなのですがテトロンというのは実は商標なのです。しかも東レさんとテイジンさんしか使ってないのです。東レテトロン、テイジンテトロンが正式名です。したがってT/Cと使っていいのは東レさんとテイ ジンさんということになります。
家庭用品品質表示法という法律においては、T/Cとは東レとテイジンさんのテトロン/コットンの混紡素材のこと
他のポリエステルとコットンの混紡素材についてはE/C(エステル/コットン)もしくはP/C(ポリエステル/コットン)と表記が正しい・・・らしい
POINT
- TC、T/C:東レテトロン、テイジンテトロンとコットンの混紡素材
- ポリコットン:ポリエステルとコットンの混紡素材
・・・ですが繊維業界で古くから『T/C』と呼称されてて、慣習的にそのまま使ってる場合も多いようです。
TC素材(ポリコットン)のメリット・デメリット
TC素材(ポリコットン)というのは、ポリエステルとコットンの良いとこどりをしている素材と言えます。
メリット
メリットとしては、
- 通気性・吸湿性が高い
- 焚き火の『火の粉』に強い(※燃えないわけではない)
- 風合いが良く、遮光性が高い
TC素材(ポリコットン)は耐久性が高く、通気性・吸湿性が高い素材となります。
そして日本のキャンパーが大好きな焚き火の『火の粉』にも強い!!
これは、ポリエステル単体に比べてコットン素材が混紡されることで比較的『火の粉』に強いということ。
我が家の『サーカスTC DX ソルムバージョン』にも大きく【火気厳禁】のタグが付いていますが、決して火が燃え移らないわけではないので要注意!!
ポリエステルとコットンの混紡比率にもよりますが、コットンらしい優しい風合いのものが多く、遮光性も高い!
デメリット
TC素材(ポリコットン)にも、もちろんデメリットが存在します。
- ポリエステル・ナイロンなどに比べて重い
- 長期の雨で雨漏りすることも
- しっかり乾燥させないとカビる!!
など、コットンが混紡されていることで重量は重め!
コットンは水を含んでくれるので、吸湿性が高い!!そして水を含み膨張することで、生地の隙間を埋めることで雨漏りを防いでくれます。
が、長期の雨が降ると雨漏りすることもあるそう・・・
我が家の一番のデメリットと考えるのが、しっかり乾燥させないと『カビ』ること!!
雨の日の撤収などで、濡れたまま長期保管するとカビたり悪臭の原因になります。
ワンポールテントのメリット・デメリット
最近、日本のキャンプ場でも良く見かけるようになったワンポールテント!!
メリット
ワンポールテントのメリットは
- 構造がシンプルで、設営時間が短い
というのが大きいと思います。
テント内にワンポールを設置するだけのシンプルな構造は設営時間も短くなります。
デメリット
デメリットは
- 自立式テントではないので、ペグダウン出来ないと設営困難
- ポールが邪魔、有効スペースが少ない
などがあります。
ワンポールテントは、テント単体で自立せず、地面にペグを打ち込むことで、テントを立ち上げます。
地面が固くペグダウン出来ない場合や、ペグが抜けやすい場所では設営困難な場合もあります。
またテント中央にポールを立てる為、邪魔になったり、テント壁面が斜めになるため、有効スペースが少ないなどのデメリットも!
人気のTC素材(ポリコットン)ワンポールテント!5選!!
日本のキャンプ場でも見かけることが多くなった人気のTC素材(ポリコットン)を使ったワンポールテント!!
2019年版の気になるTC素材(ポリコットン)のワンポールテントを5選してみました。
テンマクデザイン『サーカスTC』
日本のTC素材(ポリコットン)のワンポール人気の火付け役と言えるのが、テンマクデザイン『サーカスTC』!!
2016年の発売以来、少しずつマイナーチェンジしながらも今も人気が衰える気配はありません。
シンプルな5角錐のTC素材のワンポールは、優しい素材感と自然に溶け込むサンドカラーが多くのキャンパーを魅了しています。
『サーカスTC』スペック
サイズ | (約)4200×4200×H2800mm |
収納サイズ | (約)640×230×230mm |
重量 | (約)10,880g(本体・張り綱6,450g、ポール2,360g) |
素材 | 本体:コットン混紡生地(TC) 撥水加工済み(ポリエステル65%コットン35%) 裾部(スカート):ポリエステル ポール:スチール製5本継ぎ(φ32mm/280cm) |
付属品 | ポール、張り網、設営用ガイドセット、ペグ、収納袋 |
シェルターとしてコットなどで使用する場合には、ソロからデュオもしくは、大人2人に子供1人での使用に良さそうなサイズイメージですが、
別売りのフルインナーを使って雑魚寝スタイルで使えば我が家の大人:2人+子供:3人(※うち中学生2人)でも十分な広さのテントです。
テンマクデザイン『サーカスTC DX (SOLUMバージョン)』
我が家も先日、運良くWEB購入することが出来たテンマクデザイン『サーカスTC DX SOLUMバージョン』!!
テンマクデザイン×SOLUM(ソルム)とのコラボモデル【SOLUMバージョン】は、PEPO(ペポ)でお馴染みのビンテージな雰囲気漂うオレンジカラーが可愛い、限定生産のアイテム!!
『サーカス TC DX』は、サーカスTCにサイドフラップを装備したモデルで、2019年8月以降には通常のサンドカラーバージョンが発売予定!!
『サーカスTC DX(SOLUMバージョン)』スペック
サイズ | (約)4200×4420×H2800mm |
収納サイズ | (約)630×270×270mm |
重量 | (約)12.3kg |
素材 | 本体:コットン混紡生地(TC) 撥水加工済み(ポリエステル65%コットン35%) 裾部(スカート):ポリエステル ポール:スチール製5本継ぎ(φ32mm/280cm) サブポール:スチール製3本継ぎ(φ22mm×2,000mm) 収納袋:ポエステルオックス |
付属品 | ポール、張り網、設営用ガイドセット、ペグ、収納袋 |
サーカスTCにサイドフラップが付いたことで重量などは重くなってはいますが、サイドフラップがあると靴・荷物置き場にもなって便利!!
設営もサイドフラップを広げる部分は追加されますが、とっても簡単です。
グランドシートやインナーテント、マットなどのオプションは『サーカスTC』と共用なので、かなり充実してます。
我が家はNEMO ヘキサライト6Pを二又化して、サーカスTCのフルインナーテントを吊り下げて使用!!
そのまま『サーカスTC DX SOLUMバージョン』のインナーテントとして使用してます。
『サーカスTC』、『サーカスTC DX』は、フライのみなので、インナーテントなどを設置する場合にはオプションで購入しなければいけません。
また5角錐の形状はシンメトリーじゃないので、テントを畳む際にちょっとイライラする・・・かも
通常カラーバージョンの『サーカスTC DX サンドカラー』が発売中!!
日本のキャンプ新定番間違いなしの『サーカスTC DX』は要チェックですよ!
テントファクトリー『ワンポールテントTC』
テントファクトリーの『ワンポールテントTC』は6角錐の形状のワンポールテント
POINT
- 出入り口が生地・メッシュの二重構造
- コットン:ポリエステル=55:45でコットン比率が高い
などが特徴!!
出入り口がメッシュになるのは、夏の虫が多い時期に快適に過ごすのに良さそう!!
コットン比率が高いので遮光性は高くなっているようです。
『ワンポールテントTC』スペック
サイズ | (約)4600×3900×H2800mm |
収納サイズ | (約)680×270×270mm |
重量 | (約)13.0kg |
素材 | 本体:TC(ポリエステル45%・コットン55%)※撥水コーティング、耐水圧:2000mm ポール:スチール(粉体塗装) |
部品内容 | アウターテント、ポール、ガイド、ガイド紐、ペグ×22(予備2本) ガイドロープ2.2m×6・3m×2、キャリーバッグ |
6角形の形は、テンマク『サーカスTC』に比べてデッドスペースが少なく、内部は若干広い!!
本体裾部にスカートも装備してるので、外気の侵入を防いでくれます。
今時点では、インナーテントは別売りでも販売されていません。
ジッパーは『ダブルジッパー』ではないので、”冬キャンで薪ストーブをINしたい!!”なんて人には向いてないかも・・・(※薪ストーブをテントインするのは自己責任で!!)
ビジョンピークス『TCティピシェルター』
岐阜県に本社を構え東海地方を中心に、北海道を除き日本全国に店舗を構える『ヒマラヤ』!!
そんなヒマラヤのプライベートブランドが『VISIONPEAKS(ビジョンピークス)』から登場してるのが『TCティピシェルター』です。
POINT
- 天井ペンチは内部から開閉可能
- ハーフインナー付属
天井に設置されたベンチレーションは、内部からロープで開閉することが出来ます。
そしてハーフインナーも標準装備してるのも大きなポイントです。
『TCティピシェルター』スペック
サイズ | (約)4400×4200×H2900mm |
重量 | (約)12.3kg |
素材 | フライ:ポリエステル・コットン インナー:ポリエステルメッシュ フロア:ポリエステルオックス ポール:スチール |
付属品 | ペグ、ロープ、収納ケース |
ハーフインナーを使用した場合には収容人数:3人、シェルターとしては収容人数:5人となっています。
インナー設置して大人:2人+小さい子供:1〜2人位のファミキャンで活躍してくれそうなサイズ感!!
ハーフインナーなので、全室もある程度確保でき、荷物置き場や小さなリビングスペースになってくれます。
インナーテント付きで、かなりコスパに優れたテントだと思います。
FIELDOOR『ワンポールテント T/C400』
驚愕のコスパとも言えるテントがFIELDOORの『ワンポールテント T/C 400』!!
2万円以下でポリエステル×コットン混紡生地のワンポールが買えるなんて・・・
値段が安いだけでなく、生地には『撥水』、『防カビ』加工が施され、裾にはスカートもしっかり設置!!ディテールまでしっかり作り込まれています。
サイズ感は『サーカスTC』に比べて若干コンパクトなサイズ感ですが、フルサイズのインナーテント付きでこの値段は反則級!!
『ワンポールテント T/C 400』スペック
サイズ | (約)4000×3500×H2150mm |
重量 | (約)7.4kg |
素材 | フライシート : ポリエステル65%、コットン35% インナーテント: ポリエステル グラウンド : 210D ポリエステル ポール : スチール |
付属品 | テント本体×1 フライシート×1 スチール製テントポール×1 ペグ×12 ロープ×6 専用キャリーバッグ×1 取扱説明書(日本語) |
六角錐の形をした、ワンポールテントはフルインナーを設置して大人:4人が就寝出来るサイズ!!
テント高が他のテントに比べても若干低いので、シェルター使いする時には圧迫感がありそう。
大人:2人に子供:2人のファミキャンでお座敷スタイルのキャンプに良さそうです。
まとめ 〜TC素材のワンポールは今年も人気間違いなし!!〜
TC素材(ポリコットン)のワンポールテントは、遮光性も高く、夏の強い日差しから守ってくれ、冬のキャンプの定番『焚き火』の火の粉にも強いので、冬キャンにも大活躍してくれるテントです。
近年、日本のキャンプ場で新作も続々登場して、広いリビングスペースが確保出来る『トンネル型テント』もファミキャンに人気!!
ですが、トンネル型テントは設置スペースも広くなりがちで、重量もかなり重い!!
その点、ワンポールテントはコンパクトで、設営も簡単!TC素材は重くなりがちですが、トンネル型ほど重くはありません。
2019年のキャンプ場でも『トンネル型テント』と『TC素材のワンポールテント』が人気を二分しそうな勢い!!
我が家も今年のキャンプはテンマクデザイン『サーカスTC DX SOLUMバージョン』が大活躍してくれそうです。