『Y山さん』は職場で美人で有名な女の子、どうやら頬を赤らめてチラチラこちらを見ているようです!!
僕も先輩キャンパーのあっちゃんも既に既婚の身・・・頬を赤らめはにかみながら近づいてくる『Y山さん』の好意の気持ちには応えてあげられない・・・
「あのぉ~・・・豚ゴリラさん・・・これぇ~・・・」
うつむきながら頬を赤らめ弁当箱サイズの箱を目の前に差し出す『Y山さん』・・・
僕がそういい終わる前に『Y山さん』はもうひとつ箱を取り出して
「あとぉ~、あっちゃんさんにも、これぇ~!!」
そうです・・・というか最初から本当は心のどこかでは分かっていたんです・・・
でも、もしかしたらこんなゴリラ面したおっさんにも昼ドラにあるような展開が起こるかも・・・なんて妄想してしまったのです。
ふと隣の先輩キャンパーのあっちゃんを見ると、明らかに肩をガックリ落とし落ち込む姿がありました。
そんな僕等がもらった義理チョコレートは・・・
目次
ぺヤング焼きそばギリチョコレートにはぺヤングの漢(おとこ)らしさが詰まってる!!
「ぺヤングは漢(おとこ)らしさがハンパない!!」
『ぺヤング焼きそばギリチョコレート』を家に持ち帰って家族に見せたときにママが放った一言でした。
そうです。ぺヤングの振り切れた商品開発のセンスには漢(おとこ)らしさすら感じてしまいます。
ぺヤング焼きそばギリチョコレートはイメージを大きく裏切る味
外側のビニールの外装を無造作に引きちぎって開封します。
けっして「もしかしたら本命なのかも?」という気持ちが裏切られたので無造作に引きちぎったのではありません。
中から出て来た焼きそばはノーマルの焼きそばとなんら変わりはありません。
頭ではチョコレート味だとは分かっているのです。でもパッケージから反射的に思い出される味は「甘味」ではなく「塩味」なのです。
中を開けると「焼きそばソース」と「かやく」が登場します。
「焼きそばソース」は色も茶色で通常のソース焼きそばの「焼きそばソース」と見た目的には何も変わらないのです。
視覚情報から僕の頭の中では勝手に通常のソース焼きそばのイメージを構築してしまいます。
お湯を沸かし麺をゆでます。
通常のソース焼きそばと同様に、箱にお湯を注ぎ入れて3分待ち湯きりを行います。
ここまで来ても頭の中には通常のソース焼きそばのイメージが思い浮かびます。
焼きそばソース、かやくを投入!!むっむっ!!ちょっと怪しくなってきた・・・
「焼きそばソース」を開封し、麺にかけたとたんに匂いが立ち籠めます。
「あれっ、これちょっと・・・」
嗅覚から入ってくる情報は明らかにチョコレート!!
パッケージから『ぺヤング焼きそばギリチョコレート』がチョコレート味だとは分かっているにも関わらず、焼きそばを作る過程でなんとなく頭で作り出されたイメージとの乖離が生まれます。
ぺヤング焼きそばギリチョコレートは美味しくない・・・
結論として『ぺヤング焼きそばギリチョコレート』はまったく美味しくありませんでした。
食べる前には子供達みんながこぞって『ぺヤング焼きそばギリチョコレート』の周りに集まってきます。
出来上がった『ぺヤング焼きそばギリチョコレート』を一口食べると・・・
「マズイ・・・もういらない!!」
一口たべてみんな手を出さなくなってしまいました。
残った焼きそばはパパが一人で食べる事になりました。
先輩キャンパーのあっちゃんはキャンプ場ではいつも夜食にカップヌードルカレー味に大量のとろけるチーズを投入して食べています。
『ぺヤング焼きそばギリチョコレート』はキャンプで食べるカップ麺にランクインすることはなさそうですね。